はじめに
香落渓【かおちだに】は、「関西の耶馬渓」として知られる。この渓谷は、柱状節理の岩肌が約8kmにわたって続く壮大な景観が特徴で、特に秋の紅葉が美しいことで有名である。
香落渓
香落渓【かおちだに】は、三重県名張市にある渓谷で、名張川(木津川水系)の支流である青蓮寺川の上流域に位置する渓谷である。下流には青蓮寺湖がある。
室生火山群の活動がつくりだした雄大な渓谷で、柱状節理の岩壁(断崖や奇岩)が、青蓮寺川に沿って約8kmくらい続く。
香落渓一帯は、野生動物と植生の宝庫でもあり、室生赤目青山国定公園の一部に指定されている地域である。その景観は一見の価値があり、名張市の代表的景勝地の一つとして知られている。
青蓮寺川に沿って造られた県道81号線を走っていると柱状節理による斧で刻んだような壮大な断崖が聳え立っている場所がある。屏風岩、天狗柱岩、鬼面岩、鹿落岩などと名づけられた奇岩群が目に飛び込んでくる。
これらは1500万年前に起こった火山の噴火によって堆積した安山岩が幾年もの歳月を掛けて侵食され続けたことで形作られたものである。奇岩群の他に茶屋滝や抹揚淵などの名所もある。
紅葉の名所としても有名で、秋には山が紅葉で色づくことから多くの観光客で賑わう。
名 称 | 香落渓・紅葉谷 |
所在地 | 三重県名張市青蓮寺 |
駐車場 | あり(無料) |
Link | 香落渓 | 観光スポット | 観光三重 |
あとがき
香落渓は、三重県名張市にある渓谷で、木津川水系の名張川の支流である青蓮寺川の上流域に位置する、長さ8kmにも及ぶ渓谷である。秋には山が紅葉で色づくことから多くの観光客で賑わう。
香落渓一帯は野生動物と植生の宝庫でもあり、室生赤目青山国定公園の指定区域となっている。この大自然が保全され、後世にも残こされていくことを願いたい。