はじめに
「伊賀の国」は、かつての日本の地方行政区分で、現在の三重県西部、上野盆地一帯に該当する令制国の一つであり、東海道に属していた。「伊賀」は、現在でも三重県の伊賀地方を指す呼称として使われており、伊賀市と名張市を中心に構成されている。伊賀は、伊賀流忍者の発祥地として知られ、伊賀焼(陶器・炻器)や伊賀組紐の産地としても有名である。

青蓮寺湖【しょうれんじこ】は、三重県名張市の代表的な観光スポットの一つで、春にはサクラが、秋には紅葉が美しいことでも知られている。ボート遊びや釣りの他に、湖畔ではサイクリングが楽しめるダム湖でもある。
青蓮寺湖
青蓮寺ダム【しょうれんじダム】は、三重県名張市青蓮寺に位置し、名張川の支流である青蓮寺川に造られた多目的ダムで、そのダム湖は青蓮寺湖【しょうれんじこ】と呼ばれている。

青蓮寺湖は、室生赤目青山国定公園の一部に指定されている地域であり、その景観は一見の価値がある。展望台は絶好のビューポイントとなっている。

青蓮寺ダムの型式はアーチ式コンクリートダムであり、高さは82 mもある。

青蓮寺湖は、ブラックバス釣りでも知られるが、周囲を山に囲まれた風光明媚な場所である。春(3月下旬~4月上旬)は桜、秋(11月上旬~下旬)は紅葉が湖面に映える。

青蓮寺湖の美しい湖畔はサイクリングにも最適である。適度なアップダウンがあるので、日頃のトレーニング不足を補うのにちょうど良い。

自転車で青色に塗装された青蓮寺橋を渡りながら眺める景色は格別である。

赤色に塗装された弁天橋を渡りながら眺める景色も格別である。

近くの青蓮寺湖観光村ではぶどう狩り、いちご狩りが楽しめる。また、青蓮寺川上流には紅葉の名所として知られる香落渓があり、山を越えると赤目四十八滝もある。
名 称 | 青蓮寺湖(青蓮寺ダム湖) |
所在地 | 三重県名張市中知山1-166 |
駐車場 | あり(無料) |
Link | 青蓮寺・香落渓 – 三重 なばりの観光ガイド 青蓮寺ダム管理所-水資源機構 木津川ダム総合管理所 |
あとがき
率直に言って、青蓮寺湖は全国的にはそれほど有名ではない。どちらかと言えば無名に近い。しかし、三重県名張市に住むようになってみると気になる存在になっている。
青蓮寺湖のそばを走る県道81号線の道幅は広くないので、路駐(路上駐車)をして景色を眺めることはできない。そこで車のトランクに折り畳み自転車を積み、青蓮寺ダムを渡り少し登った先にある無料駐車場に車を止めて、そこからサイクリングで青蓮寺湖の景観を楽しもうと思い立った。
サイクリングは久し振りではあったが、意外に楽しかった。何よりも眺めたい場所に、好きなだけ留まり、誰にもじゃまされずに好きなだけ撮影ができたのは快適であった。