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【伊賀の国】大ナマズ像が登場!大村神社の秋季例祭

はじめに

伊賀の国」は、かつての日本の地方行政区分で、現在の三重県西部、上野盆地一帯に該当する令制国の一つであり、東海道に属していた。「伊賀」は、現在でも三重県の伊賀地方を指す呼称として使われており、伊賀市と名張市を中心に構成されている。伊賀は、伊賀流忍者の発祥地として知られ、伊賀焼(陶器・炻器)や伊賀組紐の産地としても有名である。

伊賀市にある大村神社の秋季例大祭は、毎年11月2日(宵宮祭)と11月3日(例大祭)に大村神社で開催される祭事である。

この祭りは、地元の文化と歴史を祝うために行われ、多くの人々が訪れる。特に注目されているのが「大ナマズ花車」である。これは、巨大なナマズの形をした花車で、地元の伝統と工芸の美しさを象徴している。大ナマズ花車は、地元の人々にとって非常に特別な存在であり、この祭事のハイライトの一つとなっている。

他にも、伝統的な「奉祝餅撒き」があり、地元の家族連れの参拝客や観光客にとって楽しいひとときを提供している。

目次
はじめに
大村神社の秋季例大祭
あとがき

大村神社の秋季例大祭

大村神社秋季例大祭は、毎年11月2日と3日に行われ、2日の宵宮祭には三地区の獅子神楽が集い、3日の例大祭には大ナマズの花車獅子神楽が町を練り歩く(巡行する)ことになっている。

しかし、残念ながら大ナマズ像は拝殿前に設置されただけで、町内を巡行することはなかった。コロナ禍以前は、神事の後に神社を出発して町内を巡行していたというが、コロナ禍で中止が続いてからは人手不足もあって中止が継続しているという。非常に残念であるが、諸般の事情ということで致し方ない。一方、獅子神楽は町内の各所で奉納されていた。

秋季例大祭の神事は、11月3日の午前11時から執り行われた。

引き続き、湯神楽神事大なまず祓式が執り行わる。

そして、最後には奉祝餅撒きが行われ、地元の人たちで大いに賑わう。餅は町内のお餅屋さんで準備されたもので、まだ柔らかかった。1個ずつプラスチック包装されており、衛生面でも配慮されたものとなっていた。

コロナ禍以前は、この奉祝餅撒きが終わると、「大ナマズ花車」と共に町内を巡行したというが、コロナ禍を機にそれを観ることができなくなったのは非常に残念なことである。

大村神社の秋季例大祭は、最近は概ね下記のようなスケジュールで行われることが多いようである。

宵宮祭(11月2日)

・祭講参拝 8:00〜
・常夜灯点灯 17:30〜
・宵宮祭 18:00〜
・獅子舞奉納 19:30〜

例大祭(11月3日)

・秋季例大祭 11:00〜
・湯神楽神事 12:20〜
・大なまず祓式 12:30〜
・奉祝餅撒き 13:00〜

名 称大村神社の秋季例大祭
会 場大村神社
所在地三重県伊賀市阿保1555
TEL0595-52-1050(大村神社社務所)
駐車場あり(無料)

あとがき

大村神社秋季例大祭について何も知らない私に地元の人たちは親切に教えてくれた。「大ナマズ花車」を楽しみにして見物に行ったが、それが叶わないことを知ることができたのは地元の方のおかげである。

可愛いナマズの絵柄の半被を羽織った地元の方たちは、かつては「大ナマズ花車」を引っ張って町内を巡行した経験者たちであった。写真撮影も気前よく許可して下さいました。お世話になり、ありがとうございました。おかげさまで楽しい祭り見物ができ、町内での獅子神楽も観てから帰宅できました。


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