はじめに
十楽寺【じゅうらくじ】は、滋賀県甲賀市土山町にある浄土宗の寺院で、御本尊は阿弥陀如来である。御本尊の阿弥陀如来坐像は、日本最大級の丈六仏であり、像高が約2.4mもある大仏である。甲賀三大仏の一つにも数えられている。
十楽寺には、摩耶夫人立像も安置されている。この仏像は法隆寺にあるものと同じだと言われている。
さらに、十楽寺には十一面千手観音像も安置されている。
十楽寺
十楽寺【じゅうらくじ】は、浄土宗の寺院で、山号を清浄山【せいじょうざん】と称する。御本尊は阿弥陀如来である。本堂に安置されている御本尊の丈六阿弥陀如来坐像は「甲賀三大仏」の一つとされる。
文明18年(1486年)に天台宗の寂照法師【じゃくしょうほうし】によって創建されたと伝わっている。
しかしながら、天正年間(1573年~1593年)に織田信長と六角承禎との争いに巻き込まれて焼失してしまったのは残念である。
江戸時代の寛文元年(1661年)に、浄土宗の僧・広誉可厭【こうよかえん】によって再興され、本堂・庫裏・茶所が建てられたという。
名 称 | 十楽寺 |
所在地 | 滋賀県甲賀市土山町山中351 |
電 話 | 0748-68-0364 |
拝観時間 | 午前9時から午後5時まで |
拝観料 | 大人500円 |
駐車場 | あり(無料) |
Link | 十楽寺 トップページ |
あとがき
十楽寺は、比較的規模は小さいが、歴史と仏教美術の宝庫と言えそうな寺院である。その歴史と神聖な雰囲気が感じられる魅力的な観光スポットであることには変わりはない。