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スパツーリズム

砥峰高原で散策を満喫し、かさがた温泉で汗を流す旅

はじめに

神戸から日帰りでススキの穂を観に行ける場所の一つに砥峰高原【とのみねこうげん】がある。砥峰高原に行ったのは初めてであり、その広大さにまずは驚いた。

砥峰高原は、映画や大河ドラマのロケ地にもなったことで有名であるが、この起伏に富んだ自然の美しさと広大さが選択された理由であることが実感として納得できた。

私たちが到着した頃には駐車場はほぼ満車状況であったが、広大な砥峰高原では他の観光客と蜜になることは全くなく、マスクの着用なしで散策を楽しむことができたのも嬉しかった。

スパツーリズムに則した旅とするためには、砥峰高原からの帰りに「かさがた温泉」に立ち寄るという旅プランはどうだろうか。露天風呂で疲れを癒した後は、喫茶や食事で気分転換をしたい。「かさがた温泉」へは中国自動車道の福崎IC出口から車で約20分ほどで着くことができる。


<目次>
はじめに
砥峰高原
かさがた温泉・せせらぎの湯
あとがき

砥峰高原

砥峰高原【とのみねこうげん】は、兵庫県のほぼ中央に位置する神河町にある高原で、ススキの群生地として知られている。

高原の広さは約90haで、西日本有数のスケールを誇る。

砥峰高原は、映画「ノルウェイの森」や「燃えよ剣」、大河ドラマ「平清盛」や「軍師官兵衛」のロケ地に使用されたことでも有名である。

9月下旬~11月上旬頃にはススキの穂が眼前に広がり、圧巻の風景を楽しむことができる。天候が良ければもっと綺麗であろう。

神戸を出発したときは晴れていたし、天気予報も晴れることになっていたが、山の天気は変わりやすいということか。

陽光に当たらないとススキの穂も銀色に輝くことはできない。

広大な砥峰高原は観光客同士が蜜になることはなく、快適な散策を楽しむことができた。

砥峰高原の散策コースには東屋や展望台が設けられている。

この日の展望台付近は非常に寒く、早々に下山して眼下に見えるススキの野原を散策することにした。

名 称砥峰高原
所在地兵庫県神崎郡神河町川上801
Link砥峰高原 | 兵庫県神河町公式観光サイト

かさがた温泉・せせらぎの湯

かさがた温泉は、笠形山(標高939m)の麓に湧き出る天然温泉である。登山の帰りやドライブの途中に立ち寄ることができる温泉施設「せせらぎの湯」があり、そこで露天風呂や低温風呂が満喫できる。

食事処、足湯喫茶、思い出博物館、陶芸教室などもある。思い出博物館には、昭和の懐かしい生活用品、世界の蝶やカメラが展示されている。

名 称かさがた温泉・せせらぎの湯
所在地兵庫県神崎郡市川町上牛尾半瀬2073-12
Link天然かさがた温泉せせらぎの湯【公式】
温泉ふところ館 | 天然かさがた温泉せせらぎの湯【公式】

あとがき

私たちが砥峰高原に行った日はあいにくの曇天で、気温もあまり上がらず、展望台付近は風も強くて寒かった。だから展望台付近では長居ができずに早々に降りてきたものである。

もし好天に恵まれたのならどんなにか楽しい散策を経験できただろうか。天気予報が当たらなかったことに八つ当たりしたい気持ちを抑えて、折角来たのだからと散策できる場所は一通り行ってみることにした。

ススキは雑草ではあるが、人に踏まれると枯れてしまうデリケートな一面を持つ直物である。だから砥峰高原ではススキの群生地を守ることと観光を両立させるために、板敷の遊歩道を設置して観光客が遊歩道以外に立ち入らないようにしてススキの群生地を保全していた。おかげで秋の風物詩とも言えるススキの穂の群生を間近で見ることができた。

再訪する時には好天の日にしたいと思うが、山の天気は変わりやすいので如何ともしがたい。


【参考資料】
砥峰高原 | 兵庫県神河町公式観光サイト
天然かさがた温泉せせらぎの湯【公式】