はじめに
京都の神社仏閣は国際的にも有名であり、世界文化遺産「古都京都の文化財」の構成資産として17か所が登録されている。世界文化遺産に登録されていない寺社にも素晴らしい景勝地があり、むしろそちらの方が多いくらいだ。建仁寺【けんにんじ】もその一つである。

建仁寺は、鎌倉幕府第二代将軍となった源頼家によって創建された神社である。創建当時は、真言宗・天台宗・禅宗の三宗が併置されていたが、明治になって臨済宗建仁寺派の大本山の寺院となっている。
建仁寺
建仁寺【けんにんじ】は、京都市東山区に位置する臨済宗建仁寺派の大本山の寺院である。山号を東山【とうざん】と称し、御本尊は釈迦如来である。
建仁寺の開基は源頼家、開山は栄西禅師であるとされる。建仁寺は、建仁二年(1202年)に源頼家が寺域を寄進し、栄西禅師が宋の百丈山を模して開山したと伝わる。寺号として元号を選び、「建仁寺」にしたという。
室町幕府により京都五山が制定された際には、京都五山の第三位として厚い保護を受けて大いに栄えたという。
建仁寺には、俵屋宗達の「風神雷神図」、海北友松の襖絵などの文化財が多く残されている。
山内の塔頭である両足院には、桃山時代の池泉回遊式庭園がある。また、貴重な古籍や漢籍・朝鮮本などの文化財も多数所蔵していることで知られる。
建仁寺は、明治元年(1868年)の廃仏毀釈により34院あった塔頭が14院に減らされたという。
建仁寺が臨済宗建仁寺派の大本山となったのは明治に入ってからである。
名 称 | 建仁寺 |
所在地 | 京都市東山区大和大路四条下る四丁目小松町584 |
駐車場 | あり(有料) |
Link | 建仁寺 The Oldest Zen Temple Kenninji |
あとがき
建仁寺では、坐禅と法話の会である「千光会」が毎月第2日曜日午前7時30分から行われているという。私も機会を見つけて一度は参加してみたいと思っている。(建仁寺の体験|建仁寺)