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黄金に染まる伊賀の国の秋:種生神社の大イチョウを訪ねて

はじめに

秋が深まると、伊賀の山あいに位置する種生神社【たなおじんじゃ】では、三本の大イチョウが黄金色に染まり、訪れる人々を静かに迎えてくれる。

そんな秋の風景を求めて、「伊賀の国」の自然と歴史が息づくこの神社を訪ねてきたのでレポートしたい。

種生神社とは?

三重県伊賀市種生に鎮座する種生神社【たなおじんじゃ】は、地元の人々に古くから親しまれてきた神社である。

境内はこぢんまりとしながらも、どこか凛とした空気が漂い、訪れるだけで心が落ち着くような場所である。

この神社のシンボルともいえるのが、境内にそびえる大イチョウの木である。推定樹齢は数百年ともいわれるこの巨木は、秋になると見事な黄金色に染まり、まるで神域を光で包み込むかのような美しさを見せてくれる。

私が訪れたのは11月23日(勤労感謝の日)で、種生神社では新嘗祭の神事が行われていた。

3本ある大イチョウのうち1本は、既に完全に落葉しており、残りの2本もちょうど見頃を過ぎた頃であった。そのため大イチョウの根元周辺には、ふかふかの黄色い絨毯が広がっていた。風が吹くたびに太陽に照らされた金色の葉が舞い、深まりゆく晩秋のもの哀しさが感じられた。

ときおり聞こえる鳥のさえずりと、落ち葉のかすかな音だけが響く中、しばし時を忘れて見上げてしまう。写真では伝えきれない、静けさと温もりに満ちた空間であった。

名 称種生神社
所在地三重県伊賀市種生1278
駐車場あり(無料)
アクセス名張市街から車で約30分
Link種生神社 | 徒然の里の宮

あとがき

種生神社の大イチョウは、派手な観光地ではないが、静かに秋を感じたい人にこそ訪れてほしい場所である。

黄金色に染まるその姿は、まるで時を超えて語りかけてくるような、そんな不思議な魅力を放っている。

伊賀の国の秋を、五感で味わう旅をしてみたいと思っているなら、思い切って足を運んでみませんか? すく近く(約1.4 km先)には兼好塚(兼好法師遺跡公園)もあるので、一緒に訪ねてみてもよいと思う。


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