白金青い池
白金青い池は、大雪山国立公園の指定区域に位置する、北海道美瑛町にある神秘的なブルーの水面が映える池である。2012年にアップル社のMac OS Xの壁紙に採用されたことがきっかけで、世界中にその名が広まり、知名度の増大に伴い、国内外から多くの観光客が訪れるようになっている。
白金青い池は、十勝岳の防災工事の際、堰堤にたまった人造湖の水が、不思議なほど青い色をたたえ、立ち枯れのカラマツとあいまって幻想的な風景となり、いつしか「青い池」と呼ばれるようになったと言われている。
立ち枯れたカラマツが幻想的な雰囲気を醸し出しているのは確かである。風のない良く晴れた日の午前中が写真撮影におけるシャッターチャンスである。季節や天候によって様々な青い色が楽しめるという。
白金青い池の水面が青く見えるのは、付近の湧水と関係があるという。アルミニウムを含んだ湧水が美瑛川の河川水と混じることによってコロイドが生成し、そのコロイド粒子に太陽光が当たると青色の透明光が加わるので青く見えると言われている。青くて幻想的な美しい風景は太陽と自然の協働作業らしい。
日の出や日の入りの時間帯は、太陽光の具合が柔らかく、池の青色が一層際立つという。特に夕暮れの時間帯は、空の色と池の青が美しいコントラストを生み出すらしい。また、風のない日は、池の水面が鏡のようになり、周囲の景色が映り込む。リフレクションを活かして、対称的な写真を撮ると美しい一枚になる。
名 称 | 白金青い池 |
所在地 | 北海道上川郡美瑛町白金 |
Link | 白金青い池 :一般社団法人 美瑛町観光協会 |