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黄金に染まる伊賀の国の秋:射手神社の大イチョウを訪ねて

はじめに

秋が深まると、伊賀の里山にひっそりと佇む射手神社【いてじんじゃ】の境内がまばゆい黄金色に染まるという。

今回は、知る人ぞ知るこの神社の大イチョウを訪ねて、静かな秋のひとときを味わってきたのでレポートしたい。

射手神社とは?

三重県伊賀市にある射手神社は、地域の人々に古くから親しまれてきた小さな神社である。主祭神として、応神天皇【おうじんてんのう】を祀る他、配祀神として以下の多くの神々が祀られている。

  • 玉垂命【たまたれのみこと】
  • 八神靈【やがみのたま】
  • 伊邪那岐命【いざなぎのみこと】
  • 宇迦能御魂神【うかのみたまのかみ】
  • 菅原道真【すがわらのみちざね】
  • 大山祇神【おおやまつみのかみ】
  • 彌都波能賣神【みづはのめのかみ】
  • 建比良鳥命【たけひらとりのみこと】
  • 建速須佐之男命【たけはやすさのおのみこと】
  • 五男三女神【ごなんさんじょしん】
  • 仁徳天皇【にんとくてんのう】
  • 八衢比古神【やちまたひこのかみ】
  • 火産靈神【ほむすびのかみ】

源義経が戦勝祈願に訪れたという伝承や西行法師の和歌が残るなど、歴史と文化の香りが漂う神社でもある。

春は桜、秋は大イチョウの黄葉が美しいことで知られ、地元の人々にとっても大切な勝運の神様として親しまれている。

華やかさはないけれど、どこか懐かしくて、心がほっとするような空気が漂っている不思議な神社である。

参道の石段の登り口の右手には、堂々とした大イチョウの木が聳えている。長い年月を経て育ったその姿は、まさに御神木と呼ぶにふさわしい風格である。

秋になると、無数の葉が黄金色に染まり神社全体を優しく包み込むらしい。

私が訪れたのは11月23日(勤労感謝の日)であったので、残念ながら、目に飛び込んできたのは、黄金色に染まった大イチョウではなく、既に落葉した後の姿であった。もう少し早くに来れば良かったと後悔したが仕方がない。

来年こそは、陽の光を浴びて輝く黄金色に染まった大イチョウを鑑賞してみたいものである。

名 称射手神社
所在地三重県伊賀市長田2691-1
駐車場あり(無料)
アクセス伊賀市駅から車で15~20分
Link伊賀市観光 | 射手神社

あとがき

射手神社の大イチョウは、観光地としてはまだあまり知られていない。静かに秋を感じたい人にこそ訪れてほしい場所である。自然と歴史が溶け合うこの神社で過ごす時間は、まるで心の奥にそっと灯がともるような、そんな優しいひとときである。

伊賀の国の秋を探す旅で射手神社を訪ねた後は、神社の近くに位置する「芭蕉の森公園」も一緒に訪ねると良いだろう。芭蕉の句碑と共にモミジの紅葉を楽しむことができる。


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