はじめに
友ヶ島は、和歌山県和歌山市沖の紀淡海峡に浮かぶ無人島群で、地ノ島、虎島、神島、沖ノ島の4つの島から成り立っている。
友ヶ島で一般観光客が定期便でアクセス(上陸)できるのは唯一、沖ノ島だけである。この沖ノ島にはスタジオジブリの映画『天空の城ラピュタ』に登場する廃墟のような幻想的な風景が広がっていることから、友ヶ島はいつしか「ラピュタの島」と呼ばれるようになった。これが観光的には成功しているようである。
友ヶ島(沖ノ島)は、自然と人工物が見事に調和しており、島内を散策するだけで異世界に迷い込んだような気分を味わえる。廃墟好きやアニメファン、自然愛好家にとっては魅力的な観光地であると言えるかも知れない。
友ヶ島は豊かな自然に囲まれており、ハイキングやキャンプ、釣りなどのアウトドアアクティビティも楽しめる。
友ヶ島へは和歌山市の加太港から出航する友ヶ島汽船のフェリーでアクセスできる。尤もこれが唯一のアクセスできる方法である。フェリーは約20分で友ヶ島に到着し、日帰りの観光も十分に可能である。
加太港までのアクセス
- 電車
- 南海電鉄加太線の加太駅で下車
- 徒歩約20分で加太港に到着
- 車
- 和歌山北ICから加太港まで約30分
- 加太港には駐車場もある
フェリーの運航時間
- フェリーは1日に4~6便運航
- 繁忙期には臨時便も運航
- 運休日は水曜日
- 所要時間は約20分
- 繁忙期
- 4月29日~5月5日
- 7月20日~8月31日
- 早めに到着して整理券を受け取ること!
- 1月と2月は土日祝日のみの運航
フェリーの乗船料金
- 大人往復2,200円
- 子ども往復1,100円
- 手荷物1個まで無料
友ヶ島(沖ノ島)
一般的に観光地として「友ヶ島」と呼ばれる場合、唯一上陸できる沖ノ島を指すことが多い。つまり、観光地として最も知られているのは友ヶ島を構成する4島のうち沖ノ島だけである。
第三砲台跡
第三砲台跡は、友ヶ島(沖ノ島)の中でも特に有名なスポットで、ジブリ映画「天空の城ラピュタ」のような雰囲気が漂う。赤レンガの廃墟と自然が融合した独特の景観が楽しめる。
友ヶ島灯台
友ヶ島灯台は、1868年に建てられた白亜の灯台で、国の登録有形文化財に指定されている。美しい景色と歴史的な建物が魅力である。
子午線広場
友ヶ島は日本標準子午線が通る日本最南端の土地で、子午線広場にはそのモニュメントが設置されている。
南垂水キャンプ場
南垂水キャンプ場は、無人島を満喫できるキャンプ場で、自然の中でキャンプを楽しむことができる。
らぴゅカフェ
らぴゅカフェは、島内唯一のカフェで、観光の合間に休憩するのに最適である。クリームソーダやカレーライスなどのメニューもある。