はじめに
日本には四季があるので、秋にはモミジをはじめとする綺麗な紅葉を楽しむことができる。紅葉の名所と呼ばれる場所は日本各地にあり、それぞれに感動を与えてくれる。
紅葉の写真の出来不出来は、天候によるところが大きい。晴れの日は大概、良い写真が撮れる。紅葉の写真は、できることなら青空が広がっている日に撮りたいものだ。それも午後よりも午前の方が良さそうだ。
空がどんよりと曇っている日の紅葉の撮影は難しい。どのように撮影してもうまく撮れたという経験がない。むしろ曇りの日よりも雨天、小雨でも降ってくれる方が雨露に濡れた情緒のある紅葉の写真が撮れるというものである。
しかし、遠方の旅先ではそんな自分に都合よく行くことは確率的には少ない。旅先で紅葉をついでに観てみようとすること自体が傲慢なことなのかも知れない。だからこそ好天に恵まれたときは嬉しさも倍増するというものである。
紅葉は訪れた日の天候や時間帯(太陽光線の強さや太陽光が当たる角度が異なる)によって同じ場所でも違った表情を見せる。だから旅先で一度や二度、訪れたぐらいでどこが一番だと決めつけることなどできない。たまたま幸運に恵まれて良い写真が撮れることの方が多いと私の経験上では思う。
本稿に収載した写真のわずか数枚でも紅葉の魅力を伝えることができ、秋の旅プランの一助になれたのなら望外の喜びである。
三重の紅葉名所
赤目四十八滝
赤目四十八滝【あかめしじゅうはちたき】は、三重県名張市赤目町を流れる滝川の渓谷(赤目四十八滝渓谷)にある、一連の滝の総称であって、名のある大きな滝が48滝もあるわけではない。
この地は古より山岳信仰の聖地であり、地元には「滝参り」という呼び方が今も残る。奈良時代には修験道の開祖である役行者(役小角)の修行場にもなったと伝わる。地名「赤目」の由来は、役行者が修行中に赤い目の牛に乗った不動明王に出会ったとの伝承によるものとされる。
また、伊賀忍者の祖と言われる百地三太夫【ももちさんだゆう】が修行の場としてこの地を選び、かつて多くの忍者を輩出したとも伝えられている。
渓谷の周辺地域は野生動物と植生の宝庫である。特に渓谷は、世界最大級の両生類の一つといわれるオオサンショウウオの棲息地として知られ、滝への入り口付近には飼育・展示施設の日本サンショウウオセンターが設置されている。
滝のある渓谷は約4kmにわたって続き、四季折々の景観が楽しめるハイキングコースとなっている。紅葉の名所としても知られるので、特に秋には多くの観光客が訪れて、賑わいを見せる。
名 称 | 赤目四十八滝 |
所在地 | 三重県名張市赤目町長坂671-1 |
駐車場 | あり(有料) |
Link | 忍者修行の里 赤目四十八滝 |
香落渓
香落渓【かおちだに】は、三重県名張市にある渓谷で、木津川水系の名張川の支流である青蓮寺川の上流域に位置する、長さ8kmにも及ぶ渓谷である。室生赤目青山国定公園の一部に指定されている地域であり、その景観は一見の価値がある。
青蓮寺川に沿って県道81号線を車で走っていると柱状節理による斧で刻んだような壮大な断崖が聳え立っている場所がある。
屏風岩、天狗柱岩、鬼面岩、鹿落岩などと名づけられた奇岩群が目に飛び込んでくる。これらは1500万年前に起こった火山の噴火によって堆積した安山岩が幾年もの歳月を掛けて侵食され続けたことで形作られたものである。
香落渓一帯は野生動物と植生の宝庫でもあり、秋には山が紅葉で色づくことから多くの観光客で賑わう。
名 称 | 香落渓 |
所在地 | 三重県名張市 |
Link | 香落渓 | 観光スポット | 観光三重 |
宮の谷渓谷
宮の谷渓谷【みやのたにけいこく】は、奥香肌峡と呼ばれる一帯に属し、蓮ダム【はちすダム】のさらに上流に位置する。
渓谷に来ると、当り前かもしれないが水が綺麗である。浅瀬は川底がくっきり見えるほどの透明感があり、深い淵はエメラルドグリーンの美しい色を創出している。
また、周囲の樹木も綺麗である。特に秋は紅葉が美しい。
陽光に照らされて紅葉のグラデーションが何とも言えないくらい美しい。腕の未熟さのために写真で表現できないのが口惜しい。
自然はなんと美しいものなのだろうか実感せざるを得ない。紅葉と滝のコントラストは本当に綺麗である。時を忘れて、じっと眺めていたいものである。
渓谷沿いの山道を登った先のゴールにあるのは、落差約60mの名瀑、高滝【たかたき】である。直瀑で、迫力もあり、綺麗な滝である。滝壺まで行けなくはないが、行っても写真が撮れずに、滝のしぶきでびしょ濡れになるだけであろう。大自然による造形は、さながら芸術品である。この自然の芸術品を楽しんだ後は、足元に気をつけながら帰路に着くことにする。
宮の谷渓谷の入口から高滝までの距離は約2.2kmである。ゆっくりと休憩しながら歩くと往復約3時間ほど道のりとなる。
往路では全く気付かなかったが、紅葉した木々が彩を添えた六曲屏風岩を復路では簡単に見つけることもできる。
名 称 | 宮の谷渓谷・高滝 |
所在地 | 三重県松阪市飯高町蓮 |
駐車場 | あり(無料) |
Link | 宮の谷渓谷 | 観光三重 |
三重県内の紅葉名所一覧
紅葉の名所 | 所在地 |
---|---|
赤目四十八滝 | 三重県名張市 |
香落渓 | 三重県名張市 |
宮の谷渓谷 | 三重県松阪市 |
伊勢神宮(内宮) | 三重県伊勢市 |
水沢もみじ谷 | 三重県四日市市 |
御在所岳(山上公園) | 三重県東近江市 |
御在所岳(ロープウェイ中腹) | 三重県菰野町 |
御在所岳(湯の山温泉) | 三重県菰野町 |
三重県民の森 | 三重県菰野町 |
岩倉峡 | 三重県伊賀市 |
上野公園 | 三重県伊賀市 |
お城公園 | 三重県津市 |
宇賀渓 | 三重県いなべ市 |
聖宝寺 | 三重県いなべ市 |
亀山公園 | 三重県亀山市 |
(太字は、私が実際に紅葉の季節に訪ねたことがあるお勧めの紅葉名所)
参考:ウエザーニュース・紅葉
京都の紅葉名所
瑠璃光院
瑠璃光院は、女性に人気がある寺院の一つで、秋には予約をしないと拝観ができない状態となっているという。
瑠璃光院の紅葉は別格なような気がする。それが人気が高い理由なのかも知れない。
書院に座り、ゆっくりと写経や写真撮影ができた昔が懐かしい。
名 称 | 瑠璃光院 |
所在地 | 京都府京都市左京区上高野東山 |
Link | 無量寿山光明寺 京都本院 瑠璃光院 |
源光庵
源光庵【げんこうあん】は、曹洞宗の寺院で、山号は鷹峰山と称する。正式名称は鷹峰山寶樹林源光庵という。「復古禅林」【ふっこぜんりん】という別称もある。御本尊は釈迦如来である。
庭園は、北山を借景とした枯山水がメインであるが、秋には周囲に植栽されたカエデが紅葉するので、常緑樹の松の緑とのコントラストが美しい。
同じカエデの種類でも深紅に紅葉するものとオレンジ色に黄葉するものがあり、そのコントラストも美しい。
名 称 | 源光庵 |
所在地 | 京都府京都市北区鷹峯北鷹峯町 |
Link | 京都 源光庵|悟りの窓・迷いの窓の禅寺 |
醍醐寺
醍醐寺【だいごじ】は、真言宗醍醐派の総本山の寺院である。京都市の南東に位置する醍醐山(笠取山)に200万坪以上の広大な境内を持ち、豊臣秀吉による「醍醐の花見」が行われた地としても知られる。
醍醐寺は春の花見の方が有名であるが、秋の紅葉も見事である。春より参拝者が少ない分、ゆっくりと散策ができて良い。
醍醐寺には貴重な文化財が多数残されており、1994年12月には世界文化遺産に登録されている。
名 称 | 醍醐寺 |
所在地 | 京都府京都市伏見区醍醐東大路町 |
Link | 世界遺産 京都 醍醐寺 |
勝持寺(花の寺)
勝持寺【しょうじじ】は、天台宗の寺院で、山号は小塩山と称する。御本尊は薬師如来で、西行ゆかりの寺としても知られる。
勝持寺には「花の寺」という別称があり、春は桜、秋は紅葉の名所にもなっている。
名 称 | 勝持寺(花の寺) |
所在地 | 京都市西京区大原野南春日町 |
Link | 天台宗 勝持寺 花の寺 公式ホームページ |
京都府内の紅葉名所一覧
紅葉の名所 | 所在地 |
---|---|
瑠璃光院 | 京都府京都市左京区上高野 |
源光庵 | 京都府京都市北区鷹峯北鷹峯町 |
嵐山 | 京都府京都市西部 |
大原三千院 | 京都府京都市左京区大原 |
清水寺 | 京都府京都市東山区清水 |
東福寺 | 京都府京都市東山区本町 |
南禅寺 | 京都府京都市左京区南禅寺 |
永観堂禅林寺 | 京都府京都市左京区永観堂町 |
高雄 | 京都府京都市右京区高雄 |
神護寺 | 京都府京都市右京区高雄 |
圓光寺 | 京都府京都市右京区嵯峨野 |
嵯峨野(宝筐院) | 京都府京都市右京区嵯峨野 |
高台寺 | 京都府京都市東山区高台寺 |
宇治 | 京都府宇治市宇治 |
天龍寺 | 京都府京都市右京区嵯峨天龍寺 |
京都御苑 | 京都府京都市上京区京都御苑 |
北野天満宮 | 京都府京都市上京区馬喰町 |
常寂光院 | 京都府京都市右京区嵯峨小倉山 |
平等院 | 京都府宇治市宇治蓮華 |
仁和寺 | 京都府京都市右京区御室大内 |
知恩寺 | 京都府京都市左京区田中門前町 |
龍安寺 | 京都府京都市右京区龍安寺 |
醍醐寺 | 京都府京都市伏見区醍醐東大路町 |
勝持寺(花の寺) | 京都府京都市西京区大原野 |
京都府立笠置山自然公園 | 京都府京都市相楽郡笠置町笠置 |
大本山隋心院 | 京都府京都市山科区小野御霊町 |
圓徳院 | 京都府京都市東山区高台寺 |
正法寺(和束) | 京都府相楽郡和束町 |
大江山 | 京都府福知山市大江町 |
青蓮院門跡 | 京都府京都市東山区粟田口 |
石清水八幡宮 | 京都府八幡市八幡高坊 |
祇王寺 | 京都府京都市右京区嵯峨鳥居本 |
宝泉院 | 京都府京都市左京区大原勝林院町 |
大原野神社 | 京都府京都市西京区大原野 |
善峯寺 | 京都府京都市西京区大原野 |
(太字は、私が実際に紅葉の季節に訪ねたことがあるお勧めの紅葉名所)
参考:ウエザーニュース・紅葉
兵庫の紅葉名所
神戸市立森林植物園
神戸市立森林植物園は、六甲山地を構成する摩耶山の西、再度山の北に位置する広大な樹木植物園で、日本の代表的な樹木と世界各地の樹木約1200種を植栽している。
各々の原産地の樹木をゾーンに分けて森のような自然に近い姿に植栽しているのが特徴的である。秋には紅葉も楽しめる。
名 称 | 神戸市立森林植物園 |
所在地 | 兵庫県神戸市北区山田町 |
Link | 神戸市立森林植物園 |
再度公園
再度公園【ふたたびこうえん】は、神戸市の六甲山地・再度山頂上の北に位置する都市公園である。国指定の名勝でもあり、瀬戸内海国立公園に属する。
公園内にある修法ヶ原池の畔は六甲山屈指の紅葉の名所として知られ、シーズンになると混雑するが、普段は市民の憩いの場となっている。
名 称 | 再度公園 |
所在地 | 兵庫県神戸市北区山田町下谷上 |
Link | 神戸市:再度公園 |
神戸市立須磨離宮公園
神戸市立須磨離宮公園は、月見山に位置する、西洋式庭園を中心とする本園と植物園からなる広大な都市公園である。
本園は、「王侯貴族のバラ園 」があり、バラ園として有名であるが、秋は和庭園の近くの「もみじ道」や「もみじ滝」の紅葉が美しい。
名 称 | 神戸市立須磨離宮公園 |
所在地 | 兵庫県神戸市須磨区 |
Link | 神戸市立 須磨離宮公園 |
最上山公園もみじ山
最上山公園もみじ山には日本のカエデが約3,000本と世界各国のカエデが約400本も植栽されている。
例年11月中旬から下旬にかけてが紅葉の見頃となるようだ。私は数回訪ねたことがあるが、残念ながらまだ最高の状態での紅葉を目にしたことはない。
名 称 | 最上山公園もみじ山 |
所在地 | 兵庫県宍粟市山崎町元山崎 |
Link | 最上山公園 もみじ山【公式】兵庫県観光サイト |
兵庫県内の紅葉名所一覧
紅葉の名所 | 所在地 |
---|---|
有馬温泉瑞宝寺公園 | 兵庫県神戸市北区有馬町 |
神戸市立森林植物園 | 兵庫県神戸市北区山田町 |
書寫山圓教寺 | 兵庫県姫路市書写 |
再度公園 | 兵庫県神戸市北区山田町 |
播州清水寺 | 兵庫県加東市平木 |
姫路城西御座敷跡庭園好古園 | 兵庫県姫路市本町 |
神戸布引ハーブ園ロープウェイ | 兵庫県神戸市中央区北野町 |
天滝渓谷 | 兵庫県養父市大屋町筏 |
音水渓谷 | 兵庫県宍粟市波賀町音水 |
播磨中央公園ラクウショウ並木 | 兵庫県加東市下滝野 |
原不動滝 | 兵庫県宍粟市波賀町原 |
赤西渓谷 | 兵庫県宍粟市波賀町原 |
城崎温泉(東山公園) | 兵庫県豊岡市城崎町湯島 |
神戸市立須磨離宮公園 | 兵庫県神戸市須磨区東須磨 |
最上山公園もみじ山 | 兵庫県宍粟市山崎町元山崎 |
石龕寺(せきがんじ) | 兵庫県丹波市山南町岩屋 |
宗鏡寺 | 兵庫県豊岡市出石町東條 |
東山公園(たつの市) | 兵庫県たつの市新宮町新宮 |
日本のへそ日時計の丘公園 | 兵庫県西脇市黒田庄町門柳 |
(太字は、私が実際に紅葉の季節に訪ねたことがあるお勧めの紅葉名所)
参考:ウエザーニュース・紅葉
奈良の紅葉名所
みたらい渓谷
みたらい渓谷は、奈良県吉野郡天川村北角にある渓谷である。新宮川水系天ノ川【てんのかわ】の支流である山上川下流部で、川迫川と合流する場所付近の渓谷を指す。
みたらい渓谷は、漢字では「御手洗渓谷」と表示される。この名の由来は、南北朝時代に、後醍醐天皇の皇子・護良親王が勝利祈願に、この地で手を清めたとされる伝説によるという。
およそ200mという大きな高低差がある渓谷内には、大小の滝がいくつも流れ落ち、巨石・奇岩もいたるところに点在する。
そのため四季折々の渓谷美を楽しむことができる。特に秋の紅葉時の景観は絶景というほど素晴らしい。川沿いには遊歩道も整備されており、散策すれば豊かな自然を満喫できる。
遊歩道は高低差が約200mあるので、天川村総合案内所を起点に洞川地区を目指す歩き方は登りになり、反対に洞川温泉観光案内所を起点に天川村総合案内所を目指す歩き方は下りになる。
みたらい遊歩道入口から約30分ほどで「みたらい休憩所」に到着する。ここまでは、ほぼ平坦な道程である。道路を挟んで「みたらい休憩所」横の石段から少し登った所は、みたらい渓谷のなかでも一番の見所であるという。確かに美しくて絶好の撮影スポットがいくつも存在した。
ここがみたらい渓谷を代表する景観の一つとなっているのが容易に理解できる。筆舌できないほどの絶景である。
ここがみたらい渓谷を代表する景観の一つとなっているのが容易に理解できる。筆舌できないほどの絶景である。
この周辺の紅葉も陽光に照らされてとても綺麗であった。
名 称 | みたらい渓谷 |
所在地 | 奈良県吉野郡天川村北角 |
Link | みたらい渓谷 | 天川村公式サイト(奈良県) みたらい渓谷|奈良県観光[公式サイト] |天川村 みたらい遊歩道 | 天川村公式サイト(奈良県) 関西屈指の渓谷美!奈良・天川村「みたらい遊歩道」 |
龍泉寺
大峯山龍泉寺【おおみねさん りゅうせんじ】は、真言宗醍醐派の大本山であり、大峯山寺の護持院でもある。本尊の弥勒菩薩、八大龍王、役の行者尊は、全国信者の尊崇を集めている。修験道の根本道場として信者や登山者が訪れる霊場でもある。
白鳳年間(645〜710年)に役行者【えんのぎょうじゃ】が大峯を開山し、修行していた頃に、山麓の洞川で岩場の中から水が湧き出る泉を発見したという。
役行者がその泉のほとりに八大龍王尊を祀り、行をしたのが龍泉寺の始まりであると伝えられている。この泉を「龍の口」と言い、この地を龍神様の住まわれる泉ということから、「龍泉寺」と名付けたとされる。
龍の口より湧き出る清水によって満たされた池は、水行場としても名高く、修行者の身心を清める第一の行場となっている。
洞川から大峰山に登る修験者は、宗派を問わず龍泉寺に参拝し、水行の後、八大龍王に道中安全を祈ってから、山上ヶ岳に向かうしきたりとなっているという。
昭和21年(1946年)の洞川の大火によって、境内の建物のほとんどを焼失したが、昭和35年(1960年)に伽藍は復興された。
みたらい渓谷の紅葉の見頃は過ぎていたが、洞川温泉前に位置する龍泉寺はちょうど紅葉の見頃を迎えていた。
名 称 | 龍泉寺 |
所在地 | 奈良県吉野郡天川村洞川494 |
Link | 奈良吉野・天川村|真言宗醍醐派大本山|大峯山 龍泉寺 |
談山神社
談山神社【たんざんじんじゃ】は、藤原鎌足を祀る神社である。大化元年(645年)に、中大兄皇子(後の天智天皇)と中臣鎌足(後の藤原鎌足)が、この神社が鎮座する多武峰【とうのみね】において宿敵の蘇我入鹿【そがのいるか】を討ち滅ぼそうと談合したという伝承があり、神社の名称の由来となっている。
談山神社の境内にある十三重塔は、定慧和尚が、父・鎌足の供養のために678年に創建した塔婆で、現存のものは1532年に再建されたものであるという。
現存する木造の十三重塔としては世界唯一のものであり、非常に貴重な建造物であるということだ。
談山神社権殿は、天禄元年(970年)に摂政右大臣藤原伊尹の立願によって創建されたという。実弟の如覚(多武峰少将藤原高光)が阿弥陀像を安置したという元常行堂でもある。
私たちが談山神社を参拝したのはちょうど紅葉の季節であったので、紅葉のなかの社殿の景色は本当に綺麗であった。
少しアングルが違うだけでも違った印象が得られるのは実に楽しい。
談山神社が紅葉シーズンに合わせてライトアップされると聞いていたので、防寒着をしっかり準備して行ったのは良かった。
日が沈むと一段と寒さが増したからである。しかし、不思議なもので写真撮影に夢中になっている間は寒さのことを忘れていた。
今回、談山神社を参拝した私の理由の一つは唯一無二の十三重塔の写真を撮ることであったので、自然と十三重塔の写真が多くなった。
他の社殿に興味がなかったわけでは決してないが、相対的に両者の差が開いてしまった。心のままにシャッターを押したからに相違ない。
同じような写真を何枚撮ったことであろうか。後でどれを選ぶか迷ってしまうことも考えずに・・・
名 称 | 談山神社 |
所在地 | 奈良県桜井市多武峰319 |
駐車場 | あり(無料) |
Link | 【公式】大和多武峰鎮座|談山神社 |
室生寺
室生寺【むろうじ】は、奈良県宇陀市室生に位置する、真言宗室生寺派の大本山の寺院である。山号は宀一山【べんいちさん】または檉生山【むろうさん】で、御本尊は如意輪観音である。
天武天皇の勅願によって、役の行者【えんのぎょうじゃ】と呼ばれる修験道の祖、小角【おづぬ】がこの室生の地に初めて寺を建立したと伝わる。
奈良時代末期、山部親王(後の桓武天皇)の延寿祈祷をきっかけに、興福寺の高僧・賢璟【けんけい】が勅命を受けて、弟子の修圓が平安遷都まもなくの頃に堂塔伽藍を建立したという。
その後、弘法大師・空海の弟子であった真泰が真言密教を携えて入山し、灌頂堂や御影堂等が整えられた。真泰は修圓とも親交が深かったと伝わっている。
弘法大師・空海が開山した高野山金剛峯寺は、昔は女人禁制の聖地であり、女性の参詣は許されていなかった。一方、室生寺は真言宗室生寺派大本山とされ、高野山金剛峯寺とは異なり、古から女性の参詣が許されていた。そのため室生寺は「女人高野」と呼ばれるようになったと言われている。
名 称 | 室生寺 |
所在地 | 奈良県宇陀市室生78 |
駐車場 | あり(有料:600円)、 室生寺前駐車場(さかや):500円(おススメ!) |
Link | 女人高野 室生寺 (murouji.or.jp) |
奈良県内の紅葉名所一覧
紅葉の名所 | 所在地 |
---|---|
みたらい渓谷 | 奈良県天川村 |
大台ケ原 | 奈良県北山村 |
奈良公園 | 奈良県奈良市 |
正暦寺 | 奈良県奈良市 |
談山神社 | 奈良県桜井市 |
長谷寺 | 奈良県桜井市 |
橿原神宮 | 奈良県橿原市 |
岡寺 | 奈良県明日香村 |
信貴山 朝護孫子寺 | 奈良県平群町信貴山 |
吉野山 | 奈良県吉野町 |
高取城跡 | 奈良県高取町 |
室生寺 | 奈良県宇陀市 |
県立竜田公園 | 奈良県斑鳩町 |
奥香落渓 | 奈良県曾爾村 |
長岳寺 | 奈良県天理市 |
(太字は、私が実際に紅葉の季節に訪ねたことがあるお勧めの紅葉名所)
参考:ウエザーニュース・紅葉
和歌山の紅葉名所
高野山
高野山【こうやさん】は、弘法大師・空海が開山した真言密教の聖地で、周囲を1,000m級の山々に囲まれた標高約800mの山上盆地に町並みが広がる宗教都市である。
標高が高いので紅葉の見頃となる季節は周辺よりも早くに訪れるようだ。壇上伽藍の周辺にもモミジが植栽されており、良いアングルを探すのに苦労するが、根本大塔と一緒の写真を撮るのも楽しいかも知れない。
名 称 | 高野山 |
所在地 | 和歌山県伊都郡高野町高野山 |
Link | 世界遺産 高野山 | 和歌山県公式観光サイト |
和歌山県内の紅葉名所一覧
紅葉の名所 | 所在地 |
---|---|
高野山 | 和歌山県伊都郡高野町高野山 |
護摩壇山 | 和歌山県田辺市龍神村龍神 |
根来寺境内もみじ谷公園 | 和歌山県岩出市根来 |
玉川峡 | 和歌山県橋本市北宿 |
救馬渓観音 | 和歌山県西牟婁郡上富田町 |
古座川峡 | 和歌山県東牟婁郡古座川町 |
杉村公園 | 和歌山県橋本市御幸辻 |
(太字は、私が実際に紅葉の季節に訪ねたことがあるお勧めの紅葉名所)
参考:ウエザーニュース・紅葉
岡山の紅葉名所
蒜山大山スカイライン
名 称 | 蒜山大山スカイライン |
所在地 | 岡山県真庭市蒜山上福田 |
Link | 蒜山大山スカイライン | 岡山観光WEB【公式】 |
奥津渓
名 称 | 奥津渓 |
所在地 | 岡山県鏡野町奥津川西 |
Link | 奥津渓| 岡山観光WEB【公式】 |
岡山県立森林公園
名 称 | 岡山県立森林公園 |
所在地 | 岡山県苫田郡鏡野町上齋原 |
Link | 岡山県立森林公園 | 岡山観光WEB【公式】 |
井倉峡
名 称 | 井倉峡 |
所在地 | 岡山県新見市井倉 |
Link | 井倉洞(公式ページ) |
岡山県内の紅葉名所一覧
紅葉の名所 | 所在地 |
---|---|
蒜山大山スカイライン | 岡山県真庭市蒜山上福田 |
奥津渓 | 岡山県鏡野町奥津川西 |
岡山県立森林公園 | 岡山県苫田郡鏡野町上齋原 |
みやま公園 | 岡山県玉野市田井 |
井山宝福寺 | 岡山県総社市井尻野 |
特別史跡旧谷学校 | 岡山県備前市閑谷 |
天神峡 | 岡山県井原市芳井町 |
井倉峡 | 岡山県新見市井倉 |
神庭の滝 | 岡山県真庭市神庭 |
若杉天然林 | 岡山県英田郡西粟倉村大茅 |
宇甘渓 | 岡山県吉備中央町下加茂 |
近水園 | 岡山県岡山市北区足守 |
泉源渓谷 | 岡山県苫田郡鏡野町羽出 |
(太字は、私が実際に紅葉の季節に訪ねたことがあるお勧めの紅葉名所)
参考:ウエザーニュース・紅葉
鳥取の紅葉名所
鍵掛峠
名 称 | 鍵掛峠 |
所在地 | 鳥取県江府町大字大河原字鍵掛1531-29 |
Link | 環境省_鍵掛峠 |
鳥取県内の紅葉名所一覧
紅葉の名所 | 所在地 |
---|---|
鍵掛峠(大山の展望台) | 鳥取県江府町大河原鍵掛 |
芦津渓谷 | 鳥取県八頭郡智頭町 |
わかさ氷ノ山 | 鳥取県八頭郡若桜町つく米 |
三徳山三佛寺 | 鳥取県東伯郡三朝町三徳 |
滝山公園 | 鳥取県日野郡日野町中菅 |
(太字は、私が実際に紅葉の季節に訪ねたことがあるお勧めの紅葉名所)
参考:ウエザーニュース・紅葉
山口の紅葉名所
毛利氏庭園
明治維新後に爵位を得て公爵となっていた旧長州藩主毛利家の毛利元昭が、国許【くにもと】に建てた邸宅の一部が毛利博物館となり、庭園も一般観光客に開放されている。
邸宅・庭園をあわせて国指定の名勝となっている。毛利博物館には国宝や重要文化財など2万点が所蔵・展示されている。
庭園に植栽されたカエデの紅葉は、常緑樹の緑と見事なコントラストを示して、観る者の心を打つ。
名 称 | 毛利氏庭園 |
所在地 | 山口県防府市多々良1-15-1 |
Link | 国指定名勝 毛利氏庭園/毛利博物館 |
長府公園
長府庭園【ちょうふこうえん】は、毛利家の家老格であった西運長【にしゆきなが】の屋敷跡にある日本庭園である。
小高い山を背にした約3万平方メートルの広大な敷地に、池を中心にした庭に書院、茶屋や東屋が残されている。
散策するには最適の回遊式池泉庭園である。
名 称 | 長府庭園 |
所在地 | 山口県下関市長府黒門東町8-11 |
駐車場 | あり(無料) |
Link | 長府庭園|トップページ |
紅葉谷公園
紅葉谷公園【もみじだにこうえん】は、静かで落ち着いた雰囲気のある公園で、新緑や紅葉のモミジには趣がある。
昔はこの辺りが「寺谷」と呼ばれ、多くの寺院が集まっていました寺院跡地を公園化したものである。
現在も永興寺と洞泉寺の2つの寺院が残っている。永興寺の庭園は岩国市の名勝に指定され、洞泉寺の境内には樹齢300年以上と言われる枝垂れ梅「臥竜の梅」がある。
名 称 | 紅葉谷公園 |
所在地 | 山口県岩国市横山1丁目10-27 |
駐車場 | あり(無料) |
Link | 紅葉谷公園|【公式】山口県観光/旅行サイト |
功山寺
功山寺【こうざんじ】は、曹洞宗の寺院で、長府毛利家の菩提寺である。山号は金山【きんざん】という。
功山寺の本堂(仏殿)は、鎌倉時代の禅宗様建築を代表するもので、国宝に指定されている。
名 称 | 功山寺 |
所在地 | 山口県下関市長府川端1丁目2-3 |
Link | 曹洞宗 功山寺 公式HP |
東光庵
東行庵【とうぎょうあん】は、曹洞宗の寺院で、功山寺の末寺である。東行庵の地は清水山といい、山号も清水山という。元々は山縣有朋の草庵「無鄰菴」【むりんあん】であったという。
慶応3年4月(1867年)に死去した高杉晋作の遺骸は、遺言により奇兵隊の本拠に近いこの地に葬られたという。高杉晋作の愛人うの(谷梅処【たにばいしょ】)は出家し、明治42年(1909年)に亡くなるまで晋作をこの地で弔ったという。山縣有朋は明治2年(1869年)に無鄰菴【むりんあん】をうのに贈ったという。「東行」は晋作の号である。
私は、高杉晋作に何故か惹かれる。若くして無念の病没をしているが(享年29歳)、激動の幕末を太く短く、スマートに生きたイメージがある。NHK大河ドラマなどでも魅力的な人物として描かれていることが多いからでしょうか?
人は人 吾は吾なり 山の奥に 棲みてこそ知れ 世の浮沈
(高杉晋作)
面白きこともなき世を面白く、住みなすものは心なりけり
(高杉晋作)
実際に、魅力的な人だったのでしょうね。ナイスガイだと思う。
名 称 | 東光庵 |
所在地 | 山口県下関市吉田町1184 |
Link | 史跡・高杉晋作墓所 花の寺 宗教法人 東行庵 |
山口県内の紅葉名所一覧
紅葉の名所 | 所在地 |
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紅葉谷公園 | 山口県廿日市市宮島町 |
東行庵【とうぎょうあん】 | 山口県下関市吉田 |
寂地峡【じゃくちきょう】 | 山口県岩国市錦町宇佐 |
漢陽寺【かんようじ】 | 山口県周南市大字鹿野上 |
石柱渓【せきちゅうけい】 | 山口県下関市豊田町今出 |
大寧寺【たいねいじ】 | 山口県長門市深川湯本 |
毛利氏庭園 | 山口県防府市多々良 |
長府公園 | 山口県下関市長府黒門東町 |
功山寺【こうざんじ】 | 山口県下関市長府 |
龍蔵寺 | 山口県山口市吉敷佐畑 |
木谷峡【きだにきょう】 | 山口県岩国市錦町広瀬 |
高瀬湖 | 山口県周南市高瀬西迫上 |
覚苑寺【かくおんじ】 | 山口県下関市長府安養寺 |
重源の郷【ちょうげんのさと】 | 山口県山口市徳地深谷 |
東光寺 | 山口県萩市椿東 |
大照院 | 山口県萩市椿青海 |
(太字は、私が実際に紅葉の季節に訪ねたことがあるお勧めの紅葉名所)
参考:ウエザーニュース・紅葉
愛媛の紅葉名所
大元神社
名 称 | 大元神社 |
所在地 | 愛媛県八幡浜市若山6番耕地186番地 |
Link | 大元神社 « 愛媛県神社庁 |
愛媛県内の紅葉名所一覧
紅葉の名所 | 所在地 |
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石鎚山 | 愛媛県西条市小松町石鎚 |
面河渓【おもごけい】 | 愛媛県久万高原町若山 |
小田深山渓谷 | 愛媛県内子町中川小田深山 |
奥道後壱湯の守 | 愛媛県松山市末町 |
別子ライン | 愛媛県新居浜市立川町 |
滑床渓谷【なめとこけいこく】 | 愛媛県宇和島市野川 |
白滝公園 | 愛媛県大洲市白滝 |
西山興隆寺 | 愛媛県西条市丹原町古田甲 |
富郷渓谷 | 愛媛県四国中央市富郷町 |
純川渓谷【にぶかわけいこく】 | 愛媛県今治市玉川町鈍川 |
参考:ウエザーニュース・紅葉
福岡の紅葉名所
秋月城跡
名 称 | 秋月城跡 |
所在地 | 福岡県朝倉市秋月野鳥 |
Link | 秋月城跡「黒門」の紅葉 | 朝倉市 |
宝満宮竈門神社
名 称 | 宝満宮竈門神社 |
所在地 | 福岡県太宰府市内山 |
Link | 宝満宮竈門神社 |
雷山千如寺大悲王院
名 称 | 雷山千如寺大悲王院 |
所在地 | 福岡県糸島市雷山626 |
Link | 雷山千如寺 大悲王院 – 真言宗大覚寺派別格本山 |
福岡県内の紅葉名所一覧
紅葉の名所 | 所在地 |
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英彦山【ひこさん】 | 福岡県田川郡添田町 |
秋月城跡 | 福岡県朝倉市秋月野鳥 |
宝満宮竈門神社 | 福岡県太宰府市内山 |
呑山観音寺 | 福岡県糟屋郡篠栗町萩尾 |
雷山千如寺大悲王院 | 福岡県糸島市雷山 |
帆柱自然公園・皿倉山 | 福岡県北九州市八幡東区 |
ます渕ダム | 福岡県北九州市小倉南区 |
勝山公園(小倉城) | 福岡県北九州市小倉北区 |
中央公園(金比羅山) | 福岡県北九州市戸畑区 |
瀬板の森公園 | 福岡県北九州市八幡西区 |
白野江植物公園 | 福岡県北九州市門司区 |
山中渓谷公園(もみじ谷) | 福岡県八女市黒木町 |
くつろぎの森グリーンピア八女 | 福岡県八女市黒木町木屋 |
日向神峡 | 福岡県八女市矢部 |
友泉亭公園 | 福岡県福岡市城南区 |
油山市民の森 | 福岡県福岡市南区桧原 |
曲渕ダムパーク | 福岡県福岡市早良区曲渕 |
清水寺本坊庭園 | 福岡県みやま市瀬高町本吉 |
(太字は、私が実際に紅葉の季節に訪ねたことがあるお勧めの紅葉名所)
参考:ウエザーニュース・紅葉
長崎の紅葉名所
三十路苑
名 称 | 三十路苑 |
所在地 | 長崎県雲仙市小浜町南木指 |
Link | 三十路苑|雲仙温泉郷 |
寿福寺
名 称 | 寿福寺 |
所在地 | 長崎県佐世保市江迎町長坂276 |
Link | 寿福寺【公式】旅行ポータルサイト ながさき旅ネット |
御橋観音・石橋
名 称 | 御橋観音・石橋 |
所在地 | 長崎県佐世保市吉井町直谷94 |
Link | 御橋観音石橋【公式】旅行ポータルサイト ながさき旅ネット |
長崎県内の紅葉名所一覧
紅葉の名所 | 所在地 |
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雲仙(仁田峠) | 長崎県雲仙市小浜町雲仙 |
三十路苑 | 長崎県雲仙市小浜町南木指 |
寿福寺【じゅふくじ】 | 長崎県佐世保市江迎町長坂 |
御橋【おはし】観音・石橋 | 長崎県佐世保市吉井町直谷 |
舟志川 | 長崎県対馬市上対馬町舟志 |
(太字は、私が実際に紅葉の季節に訪ねたことがあるお勧めの紅葉名所)
参考:ウエザーニュース・紅葉
熊本の紅葉名所
黒川温泉郷
黒川温泉は、筑後川の支流である田の原川の両岸にどこか懐かしさを感じさせる和風旅館が立ち並んで温泉街を形成している。
黒川温泉には30軒の旅館がある。どの旅館も「黒川調」と呼ばれる民芸調の風情のある外観と特徴のある露天風呂を備えている。
黒川温泉の特徴は、「街全体が一つの宿、通りは廊下、旅館は客室」というキャッチフレーズに表れているように街全体を大きな一つの温泉宿としたイメージで街づくりに取り組んでいる点である。
名 称 | 黒川温泉郷 |
所在地 | 熊本県阿蘇郡南小国町満願寺黒川 |
Link | 黒川温泉公式サイト|熊本・阿蘇の温泉地 |
菊池渓谷
菊池渓谷【きくちけいこく】は、阿蘇外輪山の北西部の標高500~800 mの間に位置する、菊池川の源流域にある渓谷である。
菊池渓谷は、大小さまざまな滝と瀬をつくり、渓谷の周囲は天然の広葉樹で覆われている。清流と広葉樹が織りなす渓谷美は絶景である。私たちが訪れた時は、秋で、ちょうど紅葉の季節でもあり、広葉樹が色づいていた。
名 称 | 菊池渓谷 |
所在地 | 熊本県菊池市原 |
Link | 菊池渓谷公式ホームページ |
マゼノ渓谷
名 称 | マゼノ渓谷 |
所在地 | 熊本県阿蘇郡南小国町中原 |
Link | マゼノ渓谷 | 熊本県阿蘇郡南小国町 公式HP |
下城の大イチョウ
小国町下城にある県下最大の銀杏の木は「下城の大イチョウ」と呼ばれ、幹まわり約12m、高さ約25mもある巨樹である。国の天然記念物に指定されている。
樹齢は1000年以上と言われており、枝からは多数のこぶが下がっている。女性のお乳のように見えることから「ちちこぶ」さんとも呼ばれている。
名 称 | 下城の大イチョウ |
所在地 | 熊本県阿蘇郡小国町下城 |
Link | 下城の大イチョウ【公式】熊本県観光サイト |
五家荘(せんだん轟)・
梅の木轟公園吊橋
名 称 | 五家荘(せんだん轟)・梅の木轟公園吊橋 |
所在地 | 熊本県八代市泉町柿迫 |
Link | 【梅の木轟公園吊橋】 八代連絡帳 |
五家荘(樅木の吊橋)
名 称 | 五家荘(樅木の吊橋) |
所在地 | 熊本県八代市泉町樅木 |
Link | 樅木の吊り橋【公式】熊本県観光サイト |
蘇陽峡
名 称 | 蘇陽峡 |
所在地 | 熊本県上益城郡山都町長崎 |
Link | 蘇陽峡 – 九州のグランドキャニオン |
熊本県内の紅葉名所一覧
紅葉の名所 | 所在地 |
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黒川温泉郷 | 熊本県南小国町満願寺黒川 |
菊池渓谷 | 熊本県菊池市原 |
マゼノ渓谷 | 熊本県阿蘇郡南小国町中原 |
下城の大イチョウ | 熊本県阿蘇郡小国町下城 |
五家荘(せんだん轟) | 熊本県八代市泉町仁田尾 |
五家荘(葉木) | 熊本県八代市泉町葉木 |
五家荘(樅木) | 熊本県八代市泉町樅木 |
蘇陽峡 | 熊本県上益城郡山都町長崎 |
熊本城 | 熊本県熊本市中央区本丸 |
(太字は、私が実際に紅葉の季節に訪ねたことがあるお勧めの紅葉名所)
参考:ウエザーニュース・紅葉
大分の紅葉名所
九酔渓
九酔渓【きゅうすいけい】は、大分県玖珠郡九重町にある渓谷であり、渓谷美が見事なことから大分県の名勝に指定されている。
高低差は約200 mに上るV字谷で、両岸約2kmに渡って断崖絶壁が続く。斜面一面をカエデやブナの落葉樹が覆い尽くし、九州地方有数の紅葉の名所としても知られる。
九重“夢”大吊橋【ここのえ“ゆめ”おおつりはし】は、大分県九重町にある歩行者専用の吊橋である。
名 称 | 九酔渓 |
所在地 | 大分県玖珠郡九重町田野 |
Link | 九酔渓 | 大分県の観光情報公式サイト |
深耶馬溪・一目八景
深耶馬渓【しんやばけい】は、山国川支流山移川支流に位置する渓谷で、一目八景が有名である。
一度に海望嶺、仙人ヶ岩、嘯猿山、夫婦岩、群猿山、烏帽子岩、雄鹿長尾嶺、鷲の巣山の8つの景色が眺望できることから名付けられたという。
耶馬渓と言えば、通常、深耶馬渓を指すことが多い。
名 称 | 深耶馬溪・一目八景 |
所在地 | 大分県中津市耶馬溪町大字深耶馬3152 |
Link | 一目八景 (nakatsuyaba.com) |
東奥山七福神
国道387号線を玖珠町から院内町方面に向って走っていると道路左前方に現れるのが「東奥山七福神」と呼ばれる大岩である。ちょうど七つあることから「七福神」の名がついている。
この近くには岩肌が露出した風光明媚な場所が多く、目を楽しましてくれる。ドライブコースとしては最高である。
名 称 | 東奥山七福神 |
所在地 | 大分県玖珠郡玖珠町日出生3582 |
Link | 東奥山七福神 (kusumachi.jp) |
富貴寺
名 称 | 富貴寺 |
所在地 | 大分県豊後高田市田染蕗2395 |
Link | 富貴寺 – 昭和の町・豊後高田市公式観光サイト |
岡城跡
岡城跡は、阿蘇山の火砕流でできた海抜325mの岩山の上に建っている。岡城の石垣は難攻不落と称された岡城を象徴している。
岡城は、1185年に源義経を迎えるために築城されたと伝えられており、歴史の古い城であることが分かる。
幼少期を大分県竹田市で過ごした若き天才作曲家・瀧廉太郎は、若干22歳で「荒城の月」を作曲したと言われている。
名 称 | 岡城跡 |
所在地 | 大分県竹田市大字竹田2889 |
Link | 国指定史跡 岡城跡 – 大分県竹田市 |
両子寺
名 称 | 両子寺 |
所在地 | 大分県国東市安岐町両子1548 |
Link | 両子寺ホームページ |
白馬渓
名 称 | 白馬渓 |
所在地 | 大分県臼杵市前田馬代 |
Link | 白馬渓 | 臼杵市観光協会 |
御霊もみじ(御霊神社)
名 称 | 御霊もみじ(御霊神社) |
所在地 | 大分県中津市耶馬溪町大字戸原2176 |
Link | 御霊もみじ (nakatsuyaba.com) |
猿飛千壺峡
奥耶馬渓は、山国川上流に位置する。猿飛千壺峡で有名である。耶馬渓猿飛の甌穴群は天然記念物に指定されている。
名 称 | 猿飛千壺峡 |
所在地 | 大分県中津市山国町草本 |
Link | 猿飛千壺峡 (nakatsuyaba.com) |
耶馬溪ダム記念公園
溪石園
溪石園【けいせきえん】は、耶馬溪ダムの完成記念に造られた広さ2万平方メートルの池泉回遊式の日本庭園である。
名 称 | 耶馬溪ダム記念公園・ 溪石園 |
所在地 | 大分県中津市耶馬溪町大島2286-1 |
Link | 耶馬溪ダム記念公園「溪石園」 |
金鱗湖
金鱗湖【きんりんこ】は、由布院温泉のシンボル的存在である。金鱗湖は、面積は約0.8ha、水深2mほどの池のような天然湖沼である。湖底からは温泉と清水が湧き出していると言われている。そのため水は常に清らかな流れを保ち、温度が比較的高めであるらしい。だからこそ秋から冬場の朝方に、気温が下がると湖面から霧が立ち上って幻想的な風景を作り出すと言われている。
金鱗湖の湖面から立ち上るという朝霧の写真が撮りたくて連泊をした経験がある。そのときは11月とは言え、気温が高くて朝霧を見ることができなかったのが心残りであった。
金鱗湖の周囲はおよそ400mくらいなので、私のように早起きをして散歩がてらに一周する人もいる。
湖畔に建つ建物や樹木が湖面に映り込む写真を撮影するのも楽しいものである。風が吹き、湖面に波が立つ日は難しい。
名 称 | 金鱗湖 |
所在地 | 大分県由布市湯布院町川上1561-1 |
Link | 金鱗湖 | 大分県の観光情報公式サイト |
大分県内の紅葉名所一覧
紅葉の名所 | 所在地 |
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九酔渓 | 大分県玖珠郡九重町田野 |
深耶馬渓 | 大分県中津市耶馬渓町 |
御霊もみじ(御霊神社) | 大分県中津市耶馬溪町戸原 |
猿飛千壺峡 | 大分県中津市山国町草本 |
耶馬溪ダム記念公園・ 溪石園 | 大分県中津市耶馬溪町大島 |
富貴寺 | 大分県豊後高田市田染蕗 |
並石ダムグリーンランド | 大分県豊後高田市一畑 |
両子寺 | 大分県国東市安岐町両子 |
国東(文殊仙寺、岩戸耶馬) | 大分県国東市国東町 |
岡城址 | 大分県竹田市竹田字岡 |
白馬渓 | 大分県臼杵市前田馬代 |
金鱗湖 | 大分県由布市湯布院町川上 |
高崎山自然動物園 | 大分県大分市神崎 |
(太字は、私が実際に紅葉の季節に訪ねたことがあるお勧めの紅葉名所)
参考:ウエザーニュース・紅葉
宮崎の紅葉名所
高千穂峡
名 称 | 高千穂峡 |
所在地 | 宮崎県西臼杵郡高千穂町大字三田井 |
Link | 高千穂峡(高千穂町) 【公式】宮崎市観光サイト |
宮崎県内の紅葉名所一覧
紅葉の名所 | 所在地 |
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高千穂峡 | 宮崎県高千穂町三田井 |
母智丘・関之尾県立自然公園 | 宮崎県都城市関之尾町 |
青井岳荘 | 宮崎県都城市山之口町 |
白鳥温泉付近 | 宮崎県えびの市末永 |
見立渓谷 | 宮崎県日之影町見立 |
五ヶ瀬町内 | 宮崎県五ヶ瀬町三ヶ所 |
備前渓谷(おまえけいこく) | 宮崎県椎葉村不土野東 |
(太字は、私が実際に紅葉の季節に訪ねたことがあるお勧めの紅葉名所)
参考:ウエザーニュース・紅葉
あとがき
日本各地には「紅葉の名所」と呼ばれる場所が数多く存在することが分かった。そしていずれの場所も素晴らしくて甲乙をつけることができないくらいに素晴らしい。もっとも甲乙をつける必要もない。それぞれに異なる感動を与えてくれる。
紅葉は、訪れた日の天候や時間帯(太陽光線の強さや太陽光の入射角度が異なる)によって同じ場所でも違った表情を見せる。だから一度や二度、訪れたぐらいでどこが一番だと決めつけることなどできるはずがない。
それにもかかわらず「紅葉の名所」をランクづけようとする悪しき慣習が世間にあることは私も知っている。しかし、必要以上にランク付けに関心を寄せるのは止めた方がよい。百害あって一利なしである。理由は、評価の基準があいまいなのだから、ランク付けの価値などあるわけがない。違いがあるとすれば、その場所が有名か無名か、アクセスが良いか悪いか、観光客が多いか少ないかなどである。
ランクや順位の数字を気にせずに紅葉シーズンになったら自分の居住地から最寄りの紅葉の名所に、晴れた日の午前中に行くことをお勧めする。大抵の場合、晴天の午前中は、紅葉は日に照らされて最高の表情を見せてくれる。綺麗で、良い写真も簡単に撮れるはずだ。
それで感動できない写真しか撮れないのならその場所はあなたにとっては「紅葉の名所」ではないのかも知れない。他の場所を探すことにしよう。
私が旅行先で撮影した紅葉の写真を観て頂きたい。きっと興味を抱き、実際に訪れてみたい場所がみつかるはずだ。そしてあなた自身でベストショットを撮ってもらいたい。