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【神話に登場する神の社】石清水八幡宮

はじめに

石清水八幡宮【いわしみずはちまんぐう】は、主祭神として下記3柱の神々を祀る神社で、京都府八幡市に位置する。

  • 誉田別命【ほんだわけのみこと】
    • 応神天皇の本名
    • 神功皇后の子
    • 第15代天皇
    • 八幡大神
    • 戦勝祈願や厄除けの神
    • 宇佐神宮の主祭神
  • 比咩大神【ひめおおかみ】
    • 宗像三女神(多紀理毘売命、市寸島姫命、多岐津比売命)
    • 海の神、航海の安全や漁業の守護神
    • 市寸島姫命は芸術や学問の神としても信仰
    • 市寸島姫命は弁財天と同一視されることもある
    • 宗像大社の主祭神
  • 息長帯姫命【おきながたらしひめのみこと】
    • 神功皇后の本名
    • 仲哀天皇の皇后
    • 三韓征伐を行い、勝利を収めた伝説的女性
    • 戦いの最中に胎内にいた応神天皇を無事に出産
    • 応神天皇の母
    • 安産や子育ての守護神として信仰される
    • 宮地嶽神社の主祭神
目次
はじめに
石清水八幡宮
あとがき

石清水八幡宮

石清水八幡宮【いわしみずはちまんぐう】は、京都府八幡市にある神社で、応神天皇、神功皇后、宗像三女神を祀っている。厄除け、交通安全、商売繁盛などにご利益があると信じられている。

石清水八幡宮は、平安時代の貞観元年(859年)に南都大安寺の僧・行教が宇佐神宮(大分県宇佐市)から八幡大神を勧請し、清和天皇の命を受けて創建された神社である。約1200年の歴史を誇る古社である。

平安時代には朝廷の尊信を受け、伊勢神宮とともに「二所宗廟」として崇敬されたという由緒正しい神社である。現在でも重要な宮中祭祀である四方拝において天皇に遥拝される一社に加えられている。

石清水八幡宮は、八幡大神を祀る神社として、長らく平安京を守る神様として信仰されてきた。織田信長や徳川家康などの歴史的な人物とも縁が深い神社である。

石清水八幡宮の社殿は、極彩色の美しい彫刻で飾られており、特に本殿は日本最大かつ最古の八幡造である。彫刻には、左甚五郎一派による150点以上の作品があり、見応えがある。

楼門も美しい建築様式で知られている。石清水八幡宮の本殿を含む建造物10棟は国宝に指定されている。

石清水八幡宮は、発明王・エジソンが白熱電球を発明する際にフィラメントの素材として使用した竹が生えている場所としても知られている。境内にはエジソンの記念碑もあり、彼の生誕祭も行われているという。

八幡大神の使いとされるハトが、境内の至る所に見られる。御朱印や授与品にもハトがモチーフとして使われている。

毎年9月15日に行われる「石清水祭」は、日本三大勅祭の一つとして知られ、多くの参拝者が訪れるという。

名 称石清水八幡宮
所在地京都府八幡市八幡高坊30
TEL075-981-3001
駐車場あり(有料)
Link石清水八幡宮 (iwashimizu.or.jp)

あとがき

石清水八幡宮の境内には下記のような御神木がある。

御文庫の楠

このクスノキの御神木は「御文庫の楠」と呼ばれ、樹齢が約700年と推定されている。樹高は約30mで、幹周りは約18mの巨樹である。石清水八幡宮で最大のクスノキで、楠木正成が1334年に戦勝祈願の際に植えたという伝承が残されている。

この御神木は、本殿から南にあるエジソン記念碑と研修センター(清峯殿)の間に聳えており、石清水八幡宮の歴史と信仰を象徴する重要な存在となっている。

カヤの木

南総門前の東側にそびえているのはカヤの御神木である。この御神木の樹齢は700年以上と推定されており、樹高は約20mで、幹周りは7mの大木である。

秋には果実が成熟し、このカヤの実からとるカヤ油は石清水祭の神饌としても使われているという。そのため、石清水八幡宮の信仰を示す御神木として大事にされている。

タブの木

石清水八幡宮の摂社である高良神社にある御神木は、タブの木である。このタブの木は、樹齢約700年と推定されており、樹高は約24mで、幹周りは約7.5mの大木である。

この御神木は、古来「厄除の木」として信仰されてきたという歴史があり、地元の人々から大切にされている。

これらの御神木は、いずれも石清水八幡宮の歴史と信仰を象徴するような重要な存在である。参拝する際には、是非、これらの御神木も忘れずに訪ねたい。


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