はじめに
能登川大水車は、滋賀県東近江市に位置する「能登川水車とカヌーランド」のシンボルである。歴史と自然が織りなす美しい風景が楽しめる観光スポットでもある。
かつて能登川では、農業(精米や製粉など)に利用するために多くの水車が存在しており、最盛期には36基もの水車が稼働していた時代もある。しかしながら、これらの水車は、時代の流れとともに姿を消してしまった。
1991年に「能登川水車とカヌーランド」が開設されたのを機に、そのシンボルとして直径13mの大水車が復活したということである。
能登川大水車
能登川水車【のとがわすいしゃ】は、伊庭内湖に面したのどかな田園風景の中にある。この能登川水車の直径は13 mもあり、関西一を誇る大きさであるという。
能登川の北西部は琵琶湖に面していて、湧き水が流れる水路も多く、非常に水に恵まれた土地であったため、かつては水車が小屋や家に併設され、精米や製粉に利用されてきたという。
その歴史は古く、約190年前に遡るという。明治時代には39基もの水車が存在したが、電気の普及や生活様式の変化で昭和36年(1961年)を最後に水車の姿は消えてしまったらしい。
平成3年(1991年)に旧能登川町がふるさと創生事業の一環で能登川のシンボルとしてこの巨大水車を作ったという。現在の巨大水車は二代目であるようだ。
近くには初代の巨大水車の軸が飾られている。この軸は平成3年(1991年)から平成16年(2004年)まで稼働していたという。軸だけで直径2m、重さは5トンという巨大なものである。
名 称 | 能登川大水車 |
所在地 | 滋賀県東近江市伊庭町1269 |
駐車場 | あり(無料) |
Link | 能登川水車とカヌーランド(伊庭内湖) | 滋賀県観光情報 |
あとがき
能登川大水車は、歴史と自然が融合した癒しの場所となっている。私たちは、次の目的地に向かうため、早々にその場を立ち去らねばならなかったが、「能登川水車とカヌーランド」では下記のような見学やアクティビティが楽しめるらしい。
- 水車資料館
- 水車の構造や歴史について学べる資料を展示
- 精米作業の様子や水車の部品などを展示
- かつての農業の営みを垣間見ることができる
- カヌーランド
- レンタルカヌーやボートが利用できる
- 伊庭内湖の湖上でのアクティビティが楽しめる
- 家族連れやアウトドア愛好者には人気のスポット
- 芝生広場
- 広々とした芝生広場が整備されている
- レジャーシートを広げてくつろぐことができる
- ピクニック気分を味わえる