由布院・金鱗湖
由布院(大分県由布市湯布院町)は、豊後富士とも称される由布岳の麓に広がる温泉地である。金鱗湖【きんりんこ】は、由布院に位置する美しい湖で、その神秘的な景観と豊かな自然で知られている。
金鱗湖は、由布岳の麓の盆地に位置するため、5つの清流が流れ込んでいる。明治初期の儒学者・毛利空桑が、湖で泳ぐ魚の鱗が夕日で金色に輝くのを見て「金鱗湖」と名付けたとされる。湖畔には遊歩道が整備されており、魚や水鳥が泳ぐ姿が眺められる。
金鱗湖には清水と温泉水が流れ込んでいると言われ、年間を通じて水温が高いために秋から冬にかけての早朝には湖面から湯気が立ち上る幻想的な光景を見ることができるという。その霧が、由布院盆地名物の朝霧の源であるとも言われる。
風がなく、湖の水面が静かな日には、水面が鏡のように周囲の景色を映す。このリフレクションを活かして、対称的な写真を撮ると美しい一枚になる。
金鱗湖では、春の新緑、夏の青々とした木々、秋の紅葉、冬の雪景色と、季節ごとに異なる風景を楽しむことができるという。特に、秋の紅葉は湖面に映り込み、鮮やかな色彩が広がる。
欲を言えば、湖面から湯気が立ち上る幻想的な光景を見てみたかった。この湯気(朝霧)と朝日のコントラストを捉えると、神秘的な写真が撮れるはずである。朝霧に包まれた幻想的な金鱗湖の姿を撮影したいと思って訪ねたが、その機会は次回に持ち越しである。
名 称 | 由布院・金鱗湖 |
所在地 | 大分県由布市湯布院町 |
Link | 由布市公式ホームページ » 金鱗湖 金鱗湖 | 大分県の観光情報公式サイト |