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大自然が創った奇岩奇石の造形美の景勝地・中山七里

はじめに

岐阜県下呂市に位置する中山七里【なかやましちり】は、飛騨木曽川国定公園の指定区域でもあり、美しい自然と急峻な山々、奇岩奇石で形成された景勝地として知られている。観光名所として有名なものには、屏風岩羅漢岩孝子ヶ池牙岩円空岩などがある。

これらの観光名所では、春から初夏にかけては岩の間に可憐に咲く「岩つつじ」を見ることができるらしい。春の桜や秋の紅葉など四季折々の風景が楽しめる素晴らしい場所にもなっているという。本稿では、そんな中山七里の魅力を紹介したいと思う。

目次
はじめに
中山七里
あとがき

中山七里

中山七里【なかやましちり】は、急峻な山地を木曽川支流の飛騨川による浸食でできた渓谷で、飛騨川中流に位置する。帯雲橋【たいうんきょう】(下呂市三原)から境橋(下呂市金山町金山)にかけて続く、全長約28kmの渓谷である。

中山七里には屏風岩・羅漢岩・孝子ヶ池・牙岩などと名付けられた奇岩や奇石が多く、四季折々の風景にも富む景勝地となっている。

国道41号とJR高山本線が飛騨川に沿って走っているため、車窓から景色を楽しむことができる。むしろ駐車場がないので、車窓から鑑賞するしかない。

中山七里の名称は、豊臣秀吉の武将の金森長近が飛騨街道の改良に着手して、下呂から金山にかけて続く険しい山中の飛騨川沿いの難所を約七里にわたって開いたことに由来するという。

名 称中山七里
所在地岐阜県下呂市三原〜金山
岐阜県下呂市金山町福来
駐車場なし
Link中山七里|下呂温泉観光協会

あとがき

飛騨木曽川国定公園の指定区域は、私が予想していたよりも広域にわたっており、中山七里【なかやましちり】もその指定区域に含まれている。中山七里は、急峻な山地を木曽川支流の飛騨川によって浸食されてできた渓谷であり、飛騨川中流に位置するので指定区域に含まれていても当然と言えば当然ではあるが・・・

飛騨川に沿って国道41号線を車で走っているとエメラルドグリーンの水面と白色に輝く奇岩奇石のコントラストが美しい景色が現れる場所がある。そこが中山七里である。残念ながら中山七里をゆっくりと見物できる場所に駐車場がない。仕方がないので、路肩が広い場所を見つけて、停車して写真だけを撮って帰るしか方法がない。適切な展望所のような場所を私が知らないだけかも知れないが、次に訪ねる機会があれば事前に下調べをしておきたいと思う。


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