はじめに
京都の神社仏閣は国際的にも有名であり、世界文化遺産「古都京都の文化財」の構成資産として17か所が登録されている。世界文化遺産に登録されていない寺社にも素晴らしい景勝地があり、むしろそちらの方が多いくらいだ。瑠璃光院【るりこういん】もその一つである。

瑠璃光院は、比叡山の麓、京都の八瀬の地に位置し、春と秋には多くの人々が訪れる観光の名所となっている。瑠璃色とは、極楽浄土を飾る七宝の一つである浄土の色とされる特別な色を指す。瑠璃光院の主庭全体がまさに瑠璃色に輝く様子が「瑠璃光院」の寺号の由来とされている。
瑠璃光院
瑠璃光院【るりこういん】は、浄土真宗無量寿山光明寺(岐阜市)の支院である。御本尊は阿弥陀如来である。
瑠璃光院は、もともと別荘として造営されたもので、1万2000坪の敷地に数寄屋造りの建物と日本庭園を有する。通常は非公開だが、春と秋に公開している。書院2階の机の天板に庭のカエデが映り込む光景で知られている。
自然を借景とした庭園は、佐野藤右衛門によるものとされる。
名 称 | 瑠璃光院 |
所在地 | 京都市左京区上高野東山55 |
駐車場 | なし |
Link | 無量寿山光明寺 京都本院 瑠璃光院 |
あとがき
瑠璃光院の拝観には、一部の期間を除いて予約が必要である。特に秋の紅葉シーズンや春・夏の特別拝観期間は予約がなければ拝観できない。予約なしでも拝観できた静かな時代が懐かしい。