はじめに
京都の神社仏閣は国際的にも有名であり、世界文化遺産「古都京都の文化財」の構成資産として17か所が登録されている。世界文化遺産に登録されていない寺社にも素晴らしい景勝地があり、むしろそちらの方が多いくらいだ。平安神宮もその一つである。

平安神宮は、1895年、平安遷都1100年を記念して建てられた。平安時代の都の中心であった大内裏を再現しており、平安京の歴史を感じることができる。

明治天皇の勅命で建立されたことからも歴史的な価値も高い神社とされる。
平安神宮
平安神宮【へいあんじんぐう】は、京都市左京区にある神社で、主祭神として桓武天皇と孝明天皇を祀っている。
明治28年(1895年)3月15日に、平安遷都を行った第50代桓武天皇を祀る神社として創祀された神社である。
皇紀2600年に相当する昭和15年(1940年)には、平安京で過ごした最後の天皇である第121代孝明天皇を祭神に加えた。
参道の大鳥居は高さ24.4mもあり、国の有形文化財に登録されている。
社殿は、平安京の大内裏の正庁であった朝堂院を模し、実物の8分の5の規模で復元されたものである。
正面の門は、朝堂院の応天門を模しており、大きく赤く光る朱色が特徴的である。
正面の門の内側の左右の殿舎は朝集堂が再現されたものである。外拝殿は朝堂院の正殿である大極殿を模している。その左右には蒼龍楼と白虎楼が付属している。大極殿など6棟が国の重要文化財に指定されている。
平安神宮神苑と呼ばれる広大な(約1万坪)の日本庭園である。そのため平安神宮の敷地面積は約2万坪ほどに及ぶ。
名 称 | 平安神宮 |
所在地 | 京都市左京区岡崎西天王町97 |
TEL | 075-761-0221 |
Link | [公式] 平安神宮 |
あとがき
平安神宮の魅力は、朱色の柱と緑の屋根が特徴的で、平安時代の建築様式を再現している。参道から見える大鳥居は、日本最大級で、その姿は圧巻である。境内には応天門や大極殿などの美しい建築物が点在している。
さらに、平安神宮の境内には広大な庭園があり、池や橋があり、散策を楽しむことができる。四季折々の自然の美しさを楽しめるが、特に春の桜の開花期や秋の紅葉の季節は格別である。
平安神宮では年間を通じて様々な祭りやイベントが行われるが、特に有名なのが「時代祭」で、毎年10月に行われる。この時代祭では、平安時代から明治時代までの歴史を再現するパレードが行われる。