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【伊賀の国】カッコ踊りは必見!勝手神社の秋祭り

はじめに

伊賀の国」は、かつての日本の地方行政区分で、現在の三重県西部、上野盆地一帯に該当する令制国の一つであり、東海道に属していた。「伊賀」は、現在でも三重県の伊賀地方を指す呼称として使われており、伊賀市と名張市を中心に構成されている。伊賀は、伊賀流忍者の発祥地として知られ、伊賀焼(陶器・炻器)や伊賀組紐の産地としても有名である。

勝手神社の秋祭りは、勝手神社で毎年10月第2日曜日に行われる秋の例祭で、伝統的な神事踊が奉納される。勝手神社の神事踊は、鞨鼓【かっこ】と呼ばれる太鼓を胸につけて踊るもので、雨乞いや疫病よけの願いを込めたかんこ踊の一種である。

勝手神社の神事踊は、カッコ踊りと呼ばれ、太鼓や歌の複雑なリズムに合わせ、6人の踊り手たちが見事な踊りを披露し、五穀豊穣や村内安全を祈願する。勝手神社のカッコ踊りは、江戸時代中期に始まり、1963年に三重県の無形文化財に指定され、1971年には国の民俗芸能選択に指定されている。

目次
はじめに
勝手神社
勝手神社の秋祭り
あとがき

勝手神社

勝手神社は、三重県伊賀市山畑にある神社で、主祭神として天忍穂耳命【あめのおしほみみのみこと】が祀られている。天忍穂耳命は、「農業や豊穣を司る神」として信仰されている。

伊賀市の勝手神社は、1562年に大和吉野山の勝手神社から勧請されたもので、天正伊賀の乱で一度焼失したが、1593年に再建されたという。

勝手神社は、特に神事踊(かんこ踊り)で有名である。毎年10月第2日曜日に行われる秋祭りでは、カッコ踊りが奉納される。この祭りは、地域の伝統と文化を感じることができる貴重なイベントとなっている。

名 称勝手神社
所在地三重県伊賀市山畑482
アクセス名阪国道(国道25号)「御代IC」を出て、
県道2号に入って道なりに進み、
Y字交差点を左に入ってしばらく行ったところ
Link勝手神社のカッコ踊り – 伊賀上野観光協会

勝手神社の秋祭り

勝手神社の秋祭りは、勝手神社で毎年10月第2日曜日に行われる秋の例祭である。

勝手神社の秋祭りでは、特に神事踊カッコ踊り)が有名である。この踊りは、古来から田楽形式の鞨鼓太鼓を肩からかけた豊年踊りとして行われており、悪疫退散や雨乞いの祈りを捧げるものである。

地元の人々が伝統衣装を身にまとい、カッコ踊りを披露する。カッコ踊りは、力強い動きとリズムが特徴で、見る者を魅了するパフォーマンスである。

踊り子は、色とりどりの花を付けたオチズイと呼ばれる飾りを背負い、胸につけた鞨鼓【カッコ】を打ちながら踊りる。

  • 練り歩き(13:30〜)
  • 神事踊奉納(14:00~15:30頃まで)

勝手神社のカッコ踊りは、江戸時代中期に始まり、1963年に三重県の無形文化財に指定され、1971年には国の民俗芸能選択に指定されている。

このカッコ踊りの特徴は、色とりどりの花を付けて垂らしたオチズイを背負い、胸につけた羯鼓【かっこ】と呼ばれる田楽形式の太鼓を打ちながら踊るスタイルである。

神事踊(カッコ踊り)は、6人の踊り子によって奉納され、五穀豊穣や村内安全を祈願する。

この踊りの目的は、悪疫退散や雨乞い、五穀豊穣を祈るためであると伝えられている。当日は御旅所から勝手神社まで行列が行われる。

国指定文化財の神事踊りである勝手神社のカッコ踊りは、この地域の伝統文化を次世代に伝える重要な役割を果たしていると共に、地域の人々が一体となって楽しむことができる素晴らしいイベントとしての機能も果たしているようだ。

名 称勝手神社の秋祭り
会 場勝手神社
所在地三重県伊賀市山畑482
駐車場臨時駐車場(無料)
山畑農事集会所裏のグランド
(三重県伊賀市山畑)
(勝手神社まで徒歩11分)

あとがき


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