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古都奈良の栄華のシンボル南都七大寺の名刹・大安寺

はじめに

大安寺【だいあんじ】は、奈良県奈良市大安寺二丁目にある高野山真言宗の寺院で、山号はない。御本尊は十一面観音である。

南都七大寺の1つで、奈良時代から平安時代前半までは、東大寺や興福寺と並ぶ大寺院であったという。

目次
はじめに
大安寺
あとがき

大安寺

大安寺【だいあんじ】の開基は、舒明天皇であると伝わる。縁起によれば、聖徳太子ゆかりの熊凝精舎【くまごりしょうじゃ】がはじまりとされ、平城京に移って「大安寺」と称した時の伽藍は東大寺や興福寺と並んで壮大であり、東西に2基の七重塔が立つほどで、「南大寺」の別名があったとされる。この時代には、東大寺の大仏開眼の導師を務めたインド僧・菩提僊那をはじめとする歴史上著名な僧が在籍し、日本仏教史上重要な役割を果たしてきたという。

平安時代以後は徐々に衰退し、1017年の火災で主要堂塔を焼失して以降は、かつての隆盛を回復することはなかったらしい。

現存する大安寺の堂宇はいずれも近世末から近代の再建であり、規模も著しく縮小している。奈良時代にさかのぼる遺品としては、8世紀末頃の制作とされる木彫仏9体のみである。

大安寺は、現在は「癌封じの寺」として有名である。

名 称大安寺
所在地奈良県奈良市大安寺2丁目18-1
TEL0742-61-6312
駐車場あり(無料)
Link奈良県のお寺|大安寺 南都七大寺

あとがき

大安寺の魅力は、平安時代に創建されたという長い歴史を感じることができる文化財を有している点である。かつて仏教の中心地の一つとして栄えたこの寺院には、今でも多くの信者や参拝者が訪れるという。

大安寺の周囲は自然に囲まれており、都会の喧騒から離れて心を落ち着けることができる。寺の庭園は見事で、季節ごとに異なる風景を楽しむことができる。特に春の桜の開花期は美しい風景を楽しむことができるという。宗教、歴史、自然の融合を感じるためにも大安寺を一度は訪ねてみたいものだ。


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