(2026年6月14日更新)
| <目次> はじめに スパツーリズムとは? 温泉がスパツーリズムの主役 進化する温泉宿のスパ体験 温泉とは 療養泉とは 療養泉の泉質分類 療養泉の特徴 療養泉の泉質の違いによる適用症 温泉の物理効果とは 温熱効果 水圧効果 浮力効果 温泉地の転地効果とは 温泉旅館の役割 あとがき 療養泉の代表的温泉地 |
◆ はじめに
近年、「ウェルネスツーリズム」という言葉を耳にする機会が増えてきました。これは、心身の健康増進や精神的な幸福(ウェルビーイング)を目的とした旅行形態を指し、温泉、スパ、旅館、ヘルシー食、ヨガ、自然体験、キャンプ、禅など、多様な体験がその対象となります。
ウェルネスツーリズムがしばしば スパツーリズム(Spa Tourism)と同義のように扱われるのは、世界のウェルネス旅行の約半数(47%)がスパ関連の旅行であるという統計に基づきます。 それだけスパがウェルネスの中心的存在であるということです。
スパ(SPA)は、「心・身体・精神の再生を促すための専門的サービスを提供し、心身の調和を目指す施設」 と定義されます。 その起源は古く、紀元前の古代ローマにおいて、戦士たちが傷や病を癒すために温泉へ赴いたこと、公衆浴場文化が発展したことに遡ります。
日本でも温泉湯治の歴史は長いです。『枕草子』にも温泉の記述が見られ、貴族が病気治癒や療養のために湯治を行っていたことがわかります。 江戸時代には、参詣や名所巡りと湯治が結びつき、娯楽を兼ねた旅として庶民にも広がっていきました。
このように、スパツーリズムは国内外で長い歴史を持ち、現代ではスパ、ヨガ、フィットネス、レクリエーションなどを通じて心身を整え、より健康に、より美しく、より豊かな人生を送るための“明日への活力を養う旅” へと発展してきました。
温泉には、泉質による薬理効果に加え、水圧・浮力・温熱といった物理効果があります。 さらに、温泉地そのものには「転地効果」があり、日常環境から離れるだけで心身がリフレッシュされます。 疲れているときはもちろん、そうでないときでも「温泉に行きたい」と思うのは、こうした効果を身体が求めているからでしょう。 私自身、遠くの温泉地で湯に浸かる時間が何より好きであり、それはまさに転地効果を期待してのことでもあります。
本稿は、温泉の効用や、なぜ“遠くの温泉地へ行くこと”がスパツーリズムにとって最適なのかを整理し、理解した内容をまとめた、私自身の備忘録でもあります。
スパツーリズムとは?
スパツーリズムとは、健康増進や癒しを目的とした旅のスタイルのことです。 マッサージ、アロマ、ヨガといったスパ体験に加え、自然環境や地域文化と融合した“心身を整える時間”を提供する点に特徴があります。
その中でも、温泉地と温泉宿はスパツーリズムの中核的存在と言えます。 日本ならではの湯治文化、四季の風景、そして旅館のおもてなしは、スパツーリズムの魅力を大きく引き上げます。海外では「Hot Spring」や「Spa」と呼ばれる温泉が、日本では “ONSEN” として固有の文化として認知されていることも、その独自性を裏付けています。
温泉がスパツーリズムの主役
温泉がスパツーリズムの中心的存在とされるのには、次のような理由があるからです。
● 自然の力で癒される
温泉に含まれる成分は、疲労回復、美肌、冷え性の改善などに効果があるとされています。 泉質ごとに効能が異なる点も、温泉ならではの魅力です。
● 地域ごとの個性が光る
泉質、景観、気候、食文化など、温泉地にはそれぞれ独自の魅力があります。 同じ「温泉旅行」でも、訪れる地域によってまったく違う体験が得られるのが特徴です。
● 心をほぐす空間づくり
畳の部屋、静かな露天風呂、地元の旬の料理、自然に囲まれた宿の佇まい──五感を通して癒される体験が揃っており、心身の緊張をゆっくりと解きほぐしてくれます。
温泉は、薬理効果・物理効果に加えて「転地効果」も期待できるため、スパツーリズムの中でも特に強い存在感を放ちます。 日本の温泉文化は、世界的に見てもスパツーリズムの核となる資源と言えます。
進化する温泉宿のスパ体験
最近の温泉宿は、ただ泊まって温泉に浸かるだけの場所ではなくなってきました。 心と体を整えるための “温泉+α” のスパ体験 を提供する宿が確実に増えています。
● アロマトリートメントや岩盤浴の併設
温泉のリラックス効果に加え、アロマや岩盤浴でさらに深い癒しを得られます。
● ヨガや瞑想プログラムの提供
朝ヨガ、呼吸法、瞑想など、心身のバランスを整えるアクティビティが人気です。
● 地元食材を使ったウェルネス料理
旬の野菜、発酵食、薬膳など、体に優しい食事を提供する宿が増えています。
● 森林浴や星空観察など自然とのふれあい
周囲の自然環境を活かした体験が、旅の満足度を大きく高めてくれます。
温泉に浸かるだけでなく、五感を通して心身を整える総合的なウェルネス体験ができること。 これこそが、現代の温泉宿がスパツーリズムの舞台として注目される理由です。
温泉とは
日本の温泉は、昭和23年(1948年)に制定された「温泉法」によって次のように定義されています。
「地中から湧出する温水(25℃以上)、鉱水、または水蒸気・ガス(炭化水素を主成分とする天然ガスを除く)を含むもの」
つまり、
- 25℃以上の温水
- 特定の鉱物成分を含む水
- 水蒸気やガス
のいずれかに該当すれば「温泉」と認められます。
療養泉とは
温泉の中でも、特に治療目的に供しうるものを「療養泉」と呼びます。 環境省の定義では、以下の条件を満たす必要があります。
● 源泉の温度が 25℃以上
● 下記のいずれかの成分を一定量以上含むこと
| 物質名 | 1kg中含有量 |
|---|---|
| 溶存物質(ガス性のものを除く) | 総量1000mg以上 |
| 遊離二酸化炭素(CO2) | 1000mg以上 |
| 総鉄イオン(Fe2++ Fe3+) | 20mg以上 |
| 水素イオン(H+) | 1mg以上 |
| よう化物イオン(I–) | 10mg以上 |
| 総硫黄(S)〔HS–+S2O32-+H2S に対応するもの〕 | 2mg以上 |
| ラドン(Rn) | 30×10-10キュリー以上 (8.25マッへ単位以上) |
これらの基準は、温泉の医学的効果を判断する際の重要な指標となっています。
療養泉の泉質分類
療養泉の泉質は、温泉に含まれている化学成分の種類とその含有量によって決められ、環境省によって10種類に分類されています。
従来の「旧泉質名」に替わって、現在では「新泉質名」が使用されています。例えば、単純温泉のうち液性がpH8.5以上のものを「アルカリ性単純温泉」と呼ぶようになりました。
| 泉質名 | 新泉質名細分類 |
|---|---|
| 単純温泉 | 単純温泉 アルカリ性単純温泉 |
| 塩化物泉 | ナトリウム-塩化物泉 ナトリウム・マグネシウム-塩化物泉 ナトリウム・カルシウム-塩化物泉 |
| 炭酸水素塩泉 | カルシウム(・マグネシウム)-炭酸水素塩泉 ナトリウム-炭酸水素塩泉 |
| 硫酸塩泉 | 硫酸塩泉 マグネシウム-硫酸塩泉 ナトリウム-硫酸塩泉 カルシウム-硫酸塩泉 |
| 二酸化炭素泉 | 単純二酸化炭素泉 |
| 含鉄泉 | 鉄泉 鉄(Ⅱ)-炭酸水素塩泉 鉄(Ⅱ)-硫酸塩泉 |
| 酸性泉 | 単純酸性泉 |
| 含よう素泉 | 含よう素-ナトリウム-塩化物泉 |
| 硫黄泉 | 硫黄泉 硫黄泉(硫化水素型) |
| 放射能泉 | 単純弱放射能泉 単純放射能泉 含弱放射能-○-○泉 含放射能-○-○泉 |
環境省(2-1_p_1.pdf)
療養泉の特徴
療養泉には、含まれている化学成分や、温度、液性(pH)、色、匂い、味、肌触りなど様々な特徴があります。
| 泉質名 | 特徴 |
|---|---|
| 単純温泉 | 肌ざわりがやさしい 無色無臭で刺激が少ない 子供から高齢者まで入りやすい |
| 塩化物泉 | 無色無臭 口にすると塩辛さを感じる 肌に成分が残り汗の蒸発を防ぐ 保温効果が高く湯冷めしにくい |
| 炭酸水素塩泉 | 肌の角質や毛穴の汚れを取り除く 「美肌の湯」とも呼ばれ女性に人気の高い 入浴時に清涼感を感じる(夏場にもおすすめ) 独特な薬臭や金気臭がすることもある |
| 硫酸塩泉 | 保温効果が高く湯冷めしにくい 陽イオンの種類により焦げたような独特な匂い 湯上りは肌が乾燥するため、保湿を行う |
| 二酸化炭素泉 | 入浴すると肌に気泡が付着 二酸化炭素泉は日本では珍しい泉質 炭酸ガスにより血行不良の改善が期待できる 体が温まりやすい効果がある |
| 含鉄泉 | 茶褐色な湯の色と鉄の匂いが特徴 湧き出たばかりの含鉄泉は無色透明 空気に触れると鉄分が酸化して湯の色が変わる 貧血や月経障害、更年期障害にも効果が期待 「婦人の湯」とも呼ばれることがある |
| 酸性泉 | 殺菌効果のある 入浴をすると肌がピリピリとした刺激を感じる 刺激があるため長時間の入浴は避ける あがり湯やシャワーで体を流して出る 酸性度が高いため、少し刺激臭がする |
| 含よう素泉 | 茶褐色~黄色みがかった色と薬臭が特徴 強い殺菌作用と酸化力がある 飲むことで高コレステロール血症への効能が期待 甲状腺機能亢進症の人は摂取を避け、入浴も注意 |
| 硫黄泉 | 硫化水素を含むとたまごが腐ったような独特の匂い 殺菌効果が高く肌への刺激もある あがり湯やシャワーで体を流してから出る |
| 放射能泉 | 放射能泉に含まれるラドンはごく微量 体内に入ってもすぐに放出されるため心配はない 放射能泉には免疫力をあげる効果がある 「万病の湯」とも呼ばれている |
環境省(2-1_p_1.pdf)
療養泉の泉質による適用症
療養泉は、含まれる化学成分、温度、液性(pH)、色、匂い、味、肌触りといった特徴によって、示す効能が大きく異なります。 温泉成分が皮膚や呼吸を通じて体内に取り込まれることで、泉質ごとの特有の効果が現れます。
温泉法では、単純温泉を除く各泉質に対して、医学的に認められた「泉質別適応症」が定められています。 一方、単純温泉を含むすべての温泉には、共通して認められる「一般適応症」があります。
◆ 一般適応症(すべての温泉に共通する効能)
以下は、泉質に関係なく温泉全般に認められている効能です。
- 神経痛
- 筋肉痛
- 関節痛
- 五十肩
- 関節のこわばり
- 打ち身
- ねんざ
- 慢性消化器病
- 痔疾
- 冷え性
- 病後回復期
- 疲労回復
- 健康増進
これらは、温熱効果・水圧効果・浮力効果といった物理的作用によるものが大きく、泉質に関係なく期待できます。
| 泉質名 | 主な適用症 |
|---|---|
| 単純温泉 | 関節痛、不眠症、うつ状態、自律神経不安定症など |
| 塩化物泉 | 関節痛、うつ状態、きりきず、末梢循環障害、 冷え性、皮膚乾燥症など |
| 炭酸水素塩泉 | 関節痛、きりきず、末梢循環障害、冷え性、 皮膚乾燥症など |
| 硫酸塩泉 | 関節痛、うつ状態、きりきず、末梢樹幹障害、 冷え性、皮膚乾燥症など |
| 二酸化炭素泉 | 関節痛、冷え性、自律神経不安定症、きりきずなど |
| 含鉄泉 | 関節痛、鉄欠乏性貧血症(飲用)など |
| 酸性泉 | 関節痛、アトピー性皮膚炎、尋常性汗乾癬、 耐糖能異常(糖尿病)、皮膚化膿症など |
| 含よう素泉 | 関節痛、高コレステロール血症(飲用)など |
| 硫黄泉 | 関節痛、アトピー性皮膚炎、尋常性乾癬、慢性湿疹、 表皮化膿症、抹消循環障害(硫化水素型のみ)など |
| 放射能泉 | 関節痛、関節リウマチ、高尿酸血症(痛風)、 強直性脊椎炎など |
環境省(2-1_p_1.pdf)
温泉の物理効果とは
温泉の効果には薬理効果に加え、物理効果と転地効果があります。温泉の物理効果というのは、温熱効果、水圧効果及び浮力効果のことを言います。

温熱効果
温泉に入ると体が温まり、血行が促進されることで多くの効能が得られます。 体温が上がると末梢血管が拡張し、新陳代謝が高まり、体内の老廃物の排泄が促されます。 例えば、疲労物質である乳酸が排出されることで、疲労回復につながります。
また、温度によって自律神経への作用が異なります。
- 熱い温泉(42℃以上) → 交感神経が優位になり、気分がシャキッとします。
- ぬるめの温泉(37〜40℃) → 副交感神経が優位になり、心身が落ち着きリラックスします。
このように、温泉の温度は体に負担をかけつつも、心地よさによるリフレッシュ効果をもたらします。
水圧効果
温泉に浸かると、体表面に静水圧がかかり、全身が圧迫されます。 肩まで浸かった場合、体全体には約500〜1000kg相当の水圧がかかると言われています。
この水圧により、
- 内臓が刺激される(内臓マッサージ効果)
- 血管が圧迫され、血液が心臓へ押し戻される(ポンプアップ効果)
- 下肢の静脈の流れが改善し、血液・リンパの循環が活発になる
といった作用が生じます。
なお、全身浴は心臓への負担が大きくなりますが、半身浴や足浴では水圧が軽減されるため負担が少ないです。
浮力効果
温泉に首まで浸かると、浮力によって体重は約10分の1になります。 体が軽く感じられることで筋肉の緊張がゆるみ、脳波はα波へと移行し、深いリラックス状態になりやすいです。
また、水中では手足を動かすと水の抵抗が加わるため、
- 筋力強化
- 運動機能の改善
に役立ちます。 このため、温泉はリハビリテーションの場としても活用されています。
温泉地の転地効果とは
転地効果とは、日常生活の場を離れ、自然豊かな環境に身を置くことで生じる心理的・生理的なリフレッシュ効果のことです。 自然環境に触れることで五感が刺激され、内分泌系や自律神経が活性化し、ストレスの軽減や精神疲労の回復、さらには免疫力の向上につながるとされています。
自然に恵まれた温泉地では、
- 澄んだ空気
- 森林浴によるリラックス効果
- 避暑地ならではの爽快感
などが期待でき、これらが転地効果をさらに高めます。
研究によれば、転地効果は滞在後5〜6日で最も高まり、1か月を過ぎると徐々に薄れるとされています。とはいえ、1泊2日の短い旅行であっても、日常から離れるだけで十分な気分転換となり、転地効果はしっかり得られます。
転地効果の観点からは、
- 海が見える温泉地(海景の癒し効果)
- 標高300〜800mの森林が多い高原地帯(清涼な空気・森林浴)
が特に良いとされます。 海辺の温泉、山間の温泉、高原の温泉など、環境の異なる温泉地を巡ることは、転地効果をより深く味わううえで効果的です。
転地効果は泉質とは関係なく、温泉地の環境そのものによって生じます。そのため、温泉地に住んでいる人が毎日同じ温泉に浸かっても転地効果は得られず、期待できるのは薬理効果と物理効果のみです。
以上のことから、温泉そのものが持つ薬理効果・物理効果と、 温泉地の環境がもたらす転地効果の二つが組み合わさることで、スパツーリズムの効果は最大化されます。 わざわざ遠くの温泉地へ出かける意味は、まさにここにあると言えます。
温泉旅館の役割
かつての温泉旅館は、良質な温泉(露天風呂や大浴場など)と、地元の名物料理や料理長自慢の献立を提供するだけで、十分に旅行者の満足を得られていました。
しかし、スパツーリズムを目的とする旅行者に対しては、これからはさらに一歩踏み込んだ“付加価値のある体験”が求められるようになるでしょう。
具体的には、
- 管理の行き届いたサウナ
- ヨガやフィットネスができる施設の併設、または外部施設との連携
- マッサージ、整体、美容・エステなどのウェルネスサービス
- 地元食材を活かした健康志向の食事(発酵食・薬膳・低糖質メニューなど)
- ワーケーションに対応した客室・個室・高速通信環境
といったサービスが、旅館の新たな魅力として求められていくはずです。
もちろん、これらの設備やサービスを整えるにはコストがかかります。 しかし、費用に見合う満足が得られるなら、旅行者は喜んで付加価値に対して支出します。これは旅館経営にとっても、むしろ新しい収益源となり得えます。
日本のスパツーリズムにおいて、温泉旅館が中核を担うことは疑いようがありません。 そして、温泉文化・おもてなし・自然環境という日本固有の強みを活かせるのは、まさに温泉旅館です。 私は、これからの温泉旅館がスパツーリズムの中心として、より豊かな旅の価値を提供していくことを心から期待しています。
◆ あとがき
これからの旅は、間違いなく「癒し」がキーワードになります。 観光やグルメを楽しむだけではなく、“自分を整える”ことそのものが旅の目的になる時代が訪れています。 温泉地と温泉宿は、まさにその新しい旅のスタイルにふさわしい場所だと感じています。
私がまだ会社員だった頃、休暇をとって妻と温泉旅行に出かけた話をすると、ある友人から 「有馬温泉のような近場でいいのに、どうしてわざわざ遠くまで行くのか。かえって疲れるだけでは」 と問われたことがありました。
当時の私は、その問いにうまく答えられず、「妻との旅行だから温泉だけが目的ではないよ」 と曖昧に返した記憶があります。
しかし今なら、はっきりと答えられます。 私が遠くの温泉地へ行くのは、スパツーリズムの効果を最大限に引き出すためです。 つまり、温泉そのものが持つ「薬理効果」と「物理効果」、そして温泉地の環境がもたらす「転地効果」。 この三つが重なり合う“ハイブリッド効果”こそが、遠出して温泉に浸かる価値なのです。
温泉の効用を表す言葉に「温泉の三養」があります。
- 休養(疲労回復)
- 保養(健康維持・病気予防)
- 療養(病気の治療)
いずれも温泉が持つ魅力を端的に表しています。
さらに、温泉地の周辺には多くの観光名所や自然があり、旅そのものが心身のリズムを整えてくれます。 日常から少し離れ、スパツーリズムを楽しむことで、心も体もリフレッシュし、 仕事にも生活にも新しい活力が戻ってきます。
私はそう信じているし、これからのシニア生活もその思いを大切にしながら過ごしていきたいと思っています。
療養泉の代表的温泉地
日本には多くの療養泉があり、歴史・文化の違いによって特徴のある温泉地が形成されています。
| 新泉質名 | 代表的温泉地 |
|---|---|
| 単純温泉 | 箱根温泉(神奈川) 鬼怒川温泉(栃木) 伊香保温泉(群馬) 下呂温泉(岐阜) 都幾川温泉(埼玉) 白馬八方温泉(長野) 鹿教湯温泉(長野) 石和温泉(山梨) 宇奈月温泉(富山) 道後温泉(愛媛) 由布院温泉(大分) |
| 塩化物泉 | 湯河原温泉(神奈川) 熱海温泉(静岡) 伊東温泉(静岡) 奥飛騨温泉(岐阜) 不老不死温泉(青森) 夏油温泉(岩手) 肘折温泉(山形) 和倉温泉(石川) 片山津温泉(石川) 城崎温泉(兵庫) 白浜温泉(和歌山) 指宿温泉(鹿児島) |
| 炭酸水素塩泉 | 支笏湖温泉(北海道) 塩原温泉(栃木) 小谷温泉(長野) 赤倉温泉(新潟) 養老渓谷温泉(千葉) 東鳴子温泉(宮城) 星野温泉(長野) 小川温泉(長野) 白峰温泉(石川) 龍神温泉(和歌山) 川湯温泉(和歌山) 嬉野温泉(佐賀) 別府温泉(大分) 妙見温泉(鹿児島) |
| 硫酸塩泉 | 蔦温泉(青森) 遠刈田温泉(宮城) 塩原温泉(栃木) 水上温泉(群馬) 赤倉温泉(新潟) 四万温泉(群馬) 法師温泉(群馬) 山中温泉(石川) 箱根強羅温泉(神奈川) 河津温泉(静岡) 西山温泉(山梨) 天城湯ヶ島温泉(静岡) 黒川温泉(熊本県) |
| 二酸化炭素泉 | 黄金温泉(山形) みちのく温泉(青森) 玉川温泉(秋田) 大塩温泉(福島) 中子沢温泉(新潟) 稲子温泉(長野) 増富温泉(山梨) 湯屋温泉(岐阜) 吉川温泉(兵庫) 長湯温泉(大分) |
| 含鉄泉 | 鳴子温泉(宮城) 火打崎温泉(山形) 土浦温泉(茨城) 五色温泉(群馬) 加賀井温泉(長野) 長良川温泉(岐阜) 有馬温泉(兵庫) 雲仙温泉(長崎) 鉄輪温泉(大分) 塚原温泉(大分) |
| 酸性泉 | 酸ヶ湯温泉(青森) 玉川温泉(秋田) 後生掛温泉(秋田) 須川温泉(岩手) 蔵王温泉(山形) 岳温泉(福島) 草津温泉(群馬) 万座温泉(群馬) 大涌谷温泉(神奈川) 明礬温泉(大分) |
| 含よう素泉 | 新屋温泉(秋田) 大潟温泉(秋田) 聖龍温泉(新潟) 西方の湯(新潟) 新津温泉(新潟) 大手町温泉(東京) 前野原温泉(東京) 青堀温泉(千葉) 白子温泉(千葉) |
| 硫黄泉 | 登別温泉(北海道) 鶴の湯温泉(秋田) 高湯温泉(福島) 万座温泉(群馬) 日光湯元温泉(栃木) 塩原温泉(栃木) 秩父温泉(埼玉) 芦ノ湯温泉(神奈川) 白骨温泉(長野) 熊の湯温泉(長野) 昼神温泉(長野) 吹上温泉(鹿児島) 小涌谷温泉(神奈川) |
| 放射能泉 | 村杉温泉(新潟) 栃尾又温泉(新潟) 増富温泉(山梨) 名栗温泉(埼玉) 奈女沢温泉(群馬) 恵那温泉(岐阜) 太山寺温泉(兵庫) 三朝温泉(鳥取) |
環境省(2-1_p_1.pdf)
【参考資料】
| 環境省:温泉の定義 |
| 温泉療養のイ・ロ・ハ(環境省) |
| 温泉の泉質のいろいろ | 日本温泉協会 |
| 温泉及び温泉地の効果 | 日本温泉協会 |
| 【純温泉コラム】温泉に転地効果はあるのか? | 純温泉協会 |
| 温泉ソムリエ |
| 温泉ソムリエの癒しガイド|「単純温泉の特徴」 |