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本能寺の変の舞台となった織田信長終焉地「本能寺」

はじめに

京都の神社仏閣は国際的にも有名であり、世界文化遺産「古都京都の文化財」の構成資産として17か所が登録されている。世界文化遺産に登録されていない寺社にも素晴らしい景勝地があり、むしろそちらの方が多いくらいだ。本能寺【ほんのうじ】もその一つである。

本能寺の境内マップ

本能寺は、「本能寺の変」(1582年)という事件で有名な寺院である。この事件では、織田信長が家臣の明智光秀に裏切られ、自害に追い込まれた。この事件は、日本の戦国時代の終わりを告げるものであり、重要な歴史の一部となっている。

目次
はじめに
本能寺
あとがき

本能寺

本能寺【ほんのうじ】は、法華宗本門流の大本山の寺院である。山号はない。本尊は本門八品上行所伝の南無妙法蓮華経である。

明智光秀が謀反を起こし、本能寺に滞在する織田信長を襲撃して殺害した事件、いわゆる「本能寺の変」の舞台として知られる。

当時の本能寺は、現在よりもっと大きく立派で、寺院の周囲は高い壁と深い堀で囲まれており、防備力を備えた城塞のような様相をしていたという。だからこそ織田信長は少数の家臣だけを引き連れて安土城から本能寺に入り、安心して滞在したのであろう。油断というしかないが、油断してしまうほどに権力に絶頂にいたのかも知れない。

名 称本能寺
所在地京都市中京区寺町通御池下ル下本能寺前町522
TEL075-231-5335
駐車場なし
Link法華宗大本山 本能寺

あとがき

本能寺の変は、日本の歴史上、非常に有名な事件であり、日本人の多くは学校の教科書で学んでおり、知らない人は皆無なほどである。この事件は、日本の戦国時代の終わりを告げるものであるとされ、重要な歴史の一部となっているから当然である。

本能寺が有名な寺院であるのも「本能寺の変」によるところが大きい。本能寺の存在を私が知ったのもこの歴史上の事件による。

本能寺の変から10年後の1592年に、日衍聖人(第14代貫首)によって本能寺は再建され、豊臣秀吉の命で現在の地に移転していることはあまり知られてはいない。

本能寺跡は、「京都府京都市中京区小川通蛸薬師元本能寺町」にあり、京都の街中を歩いていると堀川高校(堀川高本能学舎)の周辺で小さな石碑が建っているのに気付くことがある。


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