はじめに
京都の神社仏閣は国際的にも有名であり、世界文化遺産「古都京都の文化財」の構成資産として17か所が登録されている。世界文化遺産に登録されていない寺社にも素晴らしい景勝地があり、むしろそちらの方が多いくらいだ。豊国神社【とよくにじんじゃ】もその一つである。

豊国神社は、豊臣秀吉を祀る神社として知られ、豊臣秀吉の偉業を称えるために建立された神社である。そのため、秀吉の生涯や功績に興味がある者にとっては、非常に意義深い神社になっていると言ってよい。
豊国神社
豊国神社【とよくにじんじゃ】は、京都市東山区にある神社で、神号「豊国大明神」を与えられた豊臣秀吉を祀っている。
1598年9月18日に亡くなった豊臣秀吉の遺体は火葬されることなく、伏見城内に安置されていたが、死去の翌年の1599年4月13日、遺命により京の大仏(方広寺)の東方の阿弥陀ヶ峰山頂に埋葬され、その麓に高野山の木食応其によって廟所が建立されたのが始まりとされる。
豊国神社にある唐門は、桃山時代に建てられた建築物で、国宝に指定されている。唐門は、本殿正面に建つ四脚の楼門で、南禅寺金地院から移築されたものであるという。 伏見桃山城の遺構であるとも伝えられ、欄間や扉などに豪華な装飾が施されている。
豊臣家滅亡とともに徳川家康の命により廃絶となったが、明治維新後、明治天皇の勅命により再興された。
名 称 | 豊国神社 |
所在地 | 京都市東山区大和大路正面茶屋町530 |
TEL | 075-561-3802 |
駐車場 | あり(無料) |
Link | 豊国神社 |
あとがき
国宝の唐門をはじめ、豊国神社の建物や装飾は、豊臣秀吉が好んだとされる豪華で美しく、日本の伝統建築と芸術を堪能できる。彫刻や装飾が施された本殿や拝殿は見応えがある。
豊国神社は、歴史好きで、日本文化に触れたい私たちにとっては非常に魅力的な観光スポットであると言える。