◆ はじめに
しらびそ高原は、長野県飯田市上村に位置する標高1918mの高原である。「しらびそ」の名は、この地に自生するマツ科モミ属の樹木・シラビソに由来するとされる。四季折々の風景が楽しめ、特に秋には紅葉の名所として多くの人が訪れる。
しらびそ高原からは、南アルプスや中央アルプスの山並みを一望でき、天候に恵まれれば北アルプスの一部や御嶽山、恵那山まで見渡すことができる。また、この一帯は「南アルプスユネスコエコパーク」に登録されており、その自然環境の価値は世界的にも認められている。
さらに、しらびそ高原は本州有数の星空観察スポットとしても知られ、澄んだ空気と高い標高が生み出す夜空の美しさを求めて、全国から天文愛好家が集まる場所でもある。
本稿では、南アルプスと中央アルプスを望む展望地としての「しらびそ高原」の魅力を、静かに綴っていきたい。
しらびそ高原
しらびそ高原は、標高1918 mの高原で、長野県飯田市上村に位置している。しらびそ高原へは車で行くことができるが、公共交通機関は利用できない。

しらびそ高原へ車で行く場合、飯田ICから矢筈トンネルを経由して、トンネルの東出口から市道上村1号線を登りきれば、約1時間15分ほどで到着する。到着地点には宿泊施設「しらびそ高原天の川」が建っている。

また、途中には奥茶臼山(日本三百名山)の登山口になっている「しらびそ峠」(標高1833m)もある。

天候が良ければ、しらびそ高原の東方向には南アルプスの山々の雄大なパノラマを望むことができるという。

特に、聖岳、兎岳、大沢岳、荒川岳、光岳などの標高3,000m級の山々を間近に眺めることができる。そのダイナミックな自然の造形美は一見の価値がある。

また、反対の西方向には中央アルプスの山々を眺めることができる。例えば、経ヶ岳、将棋頭山、木曽駒ヶ岳、宝剣岳、桧尾岳、熊沢岳、空木岳、南駒ヶ岳や越百山などである。

さらには、天候が良ければ、北アルプスの一部(例えば、奥穂高岳、槍ヶ岳)の山々までを望むことができる。まさに「アルプス展望台」と称するに相応しい。

しらびそ高原は、本州有数の「天体観測スポット」としても知られており、晴天の夜空には満点の星空が広がっており、いつでも天の川が見えるという。

春には南アルプスの残雪と白樺林、夏には緑豊かな高原、そして秋には紅葉が美しいという。これらの素晴らしい四季折々の景色を楽しむためには、しらびそ高原にある宿泊施設を利用すると良いかも知れない。

ただし、冬季は道路が通行止めとなり、宿泊施設も閉鎖されることがあるらしいので、訪問の際には事前に確認する必要がある。
しらびそ高原天の川
「しらびそ高原天の川」は、しらびそ高原にある宿泊施設である。標高1918mの地点に建っており、天候が良ければ銀河・天の川が一年中見ることができるという。施設内では、不定期ながら「星空観賞会」も開催されているようだ。

山小屋風の外観が特徴的な「ハイランドしらびそ」には、宿泊客以外の旅行者のために軽食・喫茶コーナーや自販機が設置されている。

また、日帰り入浴も可能な温泉施設も併設されている。
| 名 称 | しらびそ高原天の川 |
| 所在地 | 長野県飯田市上村979-53 |
| TEL | 050-3583-2302 |
| 駐車場 | あり(無料) |
| Link | 【公式】しらびそ高原天の川 |
◆ あとがき
しらびそ高原は標高1918mに位置し、高原からは南アルプス、中央アルプス、さらには北アルプスの山々まで大パノラマで見渡すことができる。その圧倒的な眺望は、「南アルプスユネスコエコパーク」に登録されていることからもわかるように、世界的にも高く評価されている。
また、しらびそ高原は本州有数の天体観測スポットとして知られ、晴れた夜には満天の星空が広がり、天の川もはっきりと確認できる。毎月の新月前後には「星空観察会」も開催され、多くの天文愛好家が訪れるという。
四季折々の風景が楽しめるしらびそ高原だが、特に秋の紅葉は見事で、その美しさは訪れる者を魅了してやまない。ぜひ紅葉の季節に再び訪れ、その景色をじっくりと味わってみたいと思う。
今回は天候が急変したため、南アルプスや中央アルプスの雄姿を十分に望むことができなかったのが心残りであった。次回は天候に恵まれた日に訪れたい。そして、宿泊施設「天の川」もあるので、次の機会にはぜひ一泊して、しらびそ高原の昼と夜の魅力をゆっくり堪能したい。
こうして振り返ると、しらびそ高原で過ごしたひとときは、心に静かな風が通り抜けるような、忘れがたい旅の記憶となった。