投稿者: takaaki.nishioka

  • 須賀谷温泉を歩く──浅井長政とお市の方が癒しを求めた山里の湯

    目次
    はじめに
    須賀谷温泉とは
    須賀谷温泉の湯
    周辺の観光スポット
    あとがき

    はじめに

    小谷城の南麓、山の気配が濃くなる静かな谷間に湧く須賀谷温泉。 浅井長政やお市の方が湯治に訪れたと伝わる歴史ある温泉で、 今も一軒宿がひっそりとその湯を守り続けています。

    湯船に身を沈めると、鉄分を含む褐色の湯が肌にやわらかく広がり、 戦国の気配がふっと胸の奥に立ち上ってくるようでした。 今日は、この山間の湯を歩きながら、 歴史の余韻と静かな癒しの時間に触れてみました。


    須賀谷温泉とは

    ──戦国の気配が残る山間の湯

    須賀谷温泉【すがたにおんせん】は、滋賀県長浜市須賀谷町の小谷山の南麓に位置している一軒宿の温泉地です。戦国武将・浅井長政の居城であった小谷城に位置し、歴史的な背景を持つ温泉です。

    織田信長の妹、お市の方の嫁ぎ先は、小谷城城主・浅井長政である。小谷城のあった小谷山の南麓には温泉が湧いており、それが須賀谷温泉です。浅井長政やお市の方も湯治に訪れたというこの温泉には、「長政の湯・お市の湯」と名付けられた露天風呂があり、古の戦国ロマンに想いを寄せながら、名湯に浸かるのも風情があってよいものです。

    湖北地域の温泉としては歴史が古いとされ、戦国時代には小谷城主だった浅井長政をはじめ、お市の方や茶々が湯治に訪れたようです。浅井長政だけでなく、他の戦国武将たちもこの温泉を利用して傷を癒したと伝えられています。戦国時代の名湯は、当時から「湯治場」として機能していたようです。かつては戦国武将たちが傷を癒したとされる「戦国時代の名湯」は、現代では「秘境の湯」として知られています。

    観光開発の一環として、須賀谷温泉の再開発が1970年に行われ、再び多くの湯治客で賑わうようになっています。

    須賀谷温泉は、戦国時代から続く名湯の歴史と、都会の喧騒から隔絶された大自然とが融合した「癒し」が魅力の温泉地です。

    豪華な半露天風呂付き客室やリーズナブルな和室、さらにはペット同伴専用客室など、多様な宿泊プランが用意されています。

    また、近江牛のすき焼きやしゃぶしゃぶなど、季節の彩りを伝える会席料理が楽しめます。

    名 称須賀谷温泉
    所在地滋賀県長浜市須賀谷町36番地
    TEL0749-74-2235
    駐車場あり(無料)
    Link須賀谷温泉 – 温泉旅館

    須賀谷温泉の湯

    ──褐色の湯が伝える歴史

    泉質は、含ヒドロ炭酸鉄泉で、鉄分を多く含んだ茶褐色の湯が特徴的です。神経痛・筋肉痛・肩こり・冷え性・胃腸病・皮膚病・アトピー性皮膚炎・病後の治療・疲労回復に効能があるとされています。

    滋賀県下初の「源泉かけ流し」を採用しており、新鮮な温泉を楽しむことができます。また、男性用と女性用として、それぞれ「長政の湯」、「お市の湯」と呼ばれる露天風呂があり、自然の中でリラックスできます。


    周辺の観光スポット

    須賀谷温泉周辺の観光スポットとして、小谷城跡や姉川の古戦場など歴史的な名所旧跡があることを実は帰宅してから知った。そして、少し残念な気持ちになった。自戒を込めて、次回の旅のために事前準備をしておきたい。

    小谷城跡

    • 戦国時代の名将、浅井長政の居城であった小谷城の跡地
    • 堅固な山城として知られる
    • 歴史ファンにはたまらない観光スポット

    黒壁スクエア

    • 北国街道沿いに位置するエリア
    • ガラス工芸品やカフェ、ショップが立ち並ぶ
    • 歴史的建造物を再生利用した施設が多い
    • 散策やショッピングが楽しめる

    長浜城歴史博物館

    • 琵琶湖畔に建つ三層五階の天守を模した歴史博物館
    • 湖北・長浜の歴史的資料を展示
    • 豊臣秀吉と石田三成に関する資料を展示

    ヤンマーミュージアム

    • 見て、触れて、体験の「学べるチャレンジミュージアム」
    • プレジャーボートや建設機械の操作体験シミュレーション

    竹生島クルーズ

    • 琵琶湖に浮かぶ竹生島へのクルーズ
    • 島には宝厳寺や都久夫須麻神社がある
    • 歴史と自然を満喫できる

    鶏足寺

    • 紅葉の名所として知られる古寺
    • 秋には美しい紅葉が楽しめる
    • 苔むした石垣や古木が幽玄な情景を作り出している

    余呉湖

    • 周囲約7kmの小さな湖
    • 散策や釣り、サイクリングが楽しめる
    • 湖面に映る山の風景も美しい

    須賀谷温泉周辺の観光スポットとして有名なのは浅井長政の居城であった小谷城城跡ですが、妻の誘いで国宝の十一面観音像が安置されている向源寺渡岸寺観音堂へ向かうことにしました。

    またメタセコイア並木で知られる滋賀県高島市マキノ町へは妻の誘いというより、指示に従い向かいました。能登川大水車ラ コリーナ近江八幡へは、須賀谷温泉へ向かう途中で立ち寄りました。

    私は、竹生島を訪ねたことがないので、次回には是非、行ってみたいものです。


    あとがき

    小谷城の南麓に湧く須賀谷温泉は、 戦国の気配を今に伝える静かな山里の温泉地です。浅井長政やお市の方が湯治に訪れたと伝わる歴史ある湯で、現在も一軒宿がその湯を守り続けています。

    宿に足を踏み入れると、山里ならではの落ち着いた空気がふっと広がり、 観光地の喧騒とは無縁の静けさが心地よく感じられます。 湯船に浸かると、鉄分を含む褐色の湯が肌にやわらかく、 身体の芯までじんわりと温まっていきます。

    露天風呂には「長政の湯」「お市の湯」と名付けられた浴槽があり、 湯に身を沈めながら山の気配を感じていると、 戦国の物語がそっと胸に立ち上ってくるようでした。 派手さはないものの、 素朴で静かな湯の魅力がしっかりと息づいています。

    周辺には田園風景が広がり、 小谷城跡へと続く歴史の道も近く、 歩く旅に寄り添う穏やかな土地です。 湯上がりに外へ出ると、 山の風がそっと頬を撫で、 旅の疲れがゆっくりとほどけていきました。

    須賀谷温泉は、山間の静けさと歴史の気配が重なり合う、 成熟した旅にふさわしい温泉地です。 湯に浸かりながら浅井長政やお市の方の時代へ思いを馳せる時間は、ただ静かで、ただ心地よく、 旅の流れを穏やかに整えてくれます。

    山里で過ごしたひとときは、 次の旅へとつながる静かな記憶として、 胸の中にそっと残り続けるでしょう。


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